チームワークが必要なキャンプこそ、そのときの家族の距離感が如実に現れるものかもしれません。経験者として知られる素敵なあの人に、それぞれのキャンプスタイルについて聞きました。
不自由ななかで家族みんなで力を合わせる!そんな時間を大切にしたい
お子さん3人に年の差があるので、普段の生活リズムがみんなバラバラ。家族みんなが揃う時間の大切さをいつも感じているという藤本さん。
「キャンプに行くと、夜は同じ時間に就寝するし、行動も一緒にとれる。普段、みんなのライフスタイルが違うからこそ、狭いテントの中で、“ぎゅっと”できる密着感に幸せを感じます。
はじめは指示待ちだった子どもたちも、最近では『次どうする?』と自ら動けるようになってきました。キャンプはゼロベースから自分たちの基地を建てるようなもの。どうすると快適か、使いやすいか、家族で力を合わせて理想形に近づけていくのも楽しい! 経験を積んで、自分の役割を見つけたり、周囲を見て気をつかうすべを身につけていってくれたらいいなと思います。
最近長男が朝食にベーコンエッグをつくってくれるのですが、『ベーコン何枚にする?』と聞いてくれるようになり、成長を感じられてうれしいです。キャンプで培ったチャレンジ精神の賜物ですね」
中に着たトップス¥15,400(オーシェリー/グリードインターナショナルトウキョウストア)メッシュプルオーバー¥18,700、パンツ¥27,500(ともにベッドアンドブレックファスト/グリードインターナショナルトウキョウストア)ピアス¥17,000(ジュエリーツツミ)サコッシュ¥3,850(マーモット/デサントジャパンお客様相談室)キャップはスタイリスト私物 テント¥39,600※送料込み(DOD/ビーズ)
自然のなかだといつものご飯がもっと美味しくなる!
「野外で食べるごはんは格別。炭で焼くだけで野菜もお肉も格段に美味しい! 映える料理にも憧れるけれど、そこに労力を割くよりも家族とワイワイ楽しむ時間を優先」
撮影/有馬秀星 スタイリング/JURIKA.A ヘア・メーク/氏家恵子 モデル/藤本美貴 取材・文/沖野紫穂 編集/松田睦美