普段の生活では味わうことのできない貴重な体験ができるキャンプ。そんな非日常の時間を親子で共有することが、新しい「学び」につながります! みなさんの「共育体験」を一挙にご紹介!
季節を肌で感じ、自然相手に適応力も養えます
キレイな虹に子どもは大興奮!
東京都在住の田村麻依さん
「釣りをしたり、泳いだり、釣れた魚をさばいて食べたり! さばくときに指を切ったりなんてこともありますが、その経験こそがキャンプの楽しさだと思っています。『魚を釣るためにはどうすればいいか?』『突然の雨の中で、どうやってテントを張る?』など、その時々に起きる課題を子どもたちなりに考えて順応しています。そして、桜を満喫したり、スコールのあとに虹を見たりと、季節や自然を肌で感じられることもキャンプの醍醐味です」
普段できない経験を親子で楽しむ至福のとき
薪割りに興味津々
東京都在住の松永未萌さん
「キャンプの魅力は、何といっても子ども、大人関係なく家族みんなで楽しめること! 火起こしのために薪を用意するときも、パパが木材をカットし、それを娘が手伝っています。松ぼっくりが火起こしに役立つとわかると、想像をはるかに超える松ぼっくりを子どもが集めてきます。それを見て私たちは楽しめるし、何より集めている娘がとても楽しそうです♪ 晴れた日の夜は、子どもはジュースを、大人はお酒を片手に流れ星を見る……。最高の体験です!」
子どもの友達家族とにぎやかに過ごすキャンプが新たな喜びに
子ども×自然=どこでも遊び場
Mart編集長 小松伸司
「キャンプを始めたのは10年ほど前ですが、子どもができてからは中断。しかし息子が2歳になる直前に、おそるおそる行ってみたところ大喜び! キャンプにまつわることならほぼすべて楽しんでくれます。さらに息子の友達家族とキャンプへ行くことで新たな楽しみが加わることに。子どもたちは大興奮。戦いごっこから木登りまで休まず遊びに没頭。パパ&ママと一緒にバーベキューをしてお酒を飲み、子どもの話題で盛り上がる。そんな、ビギナー当時には思いもよらなかった喜びもキャンプを続ける動機になっています」
時間からも解放され怒ることも忘れちゃう
笑顔が満開♪
神奈川県在住の能戸優子さん
「キャンプのときは、時間や場所を気にせず子どもと思いきり遊べます! 心にゆとりができ、細かいことを気にしないので、子どもを怒ることがありません(笑)。そのせいか、キャンプ中は家族みんなが笑顔で過ごせるんです。キャンプ場内にあるテニスコートで家族で楽しんだり、温泉でのんびりしたり。子どもたちのやり方でカレーや焼きそばをつくってくれ、成長を感じることもできます」
朝から晩まで子どもたちは楽しそう
みんなでパクパク♪
Martライター 村松美幸
「我が家の場合は子どもつながりで、5家族の団体キャンプが通例。普段ママ同士はよく会ってランチもしますが、パパたちが参加することで子どもたちも喜びます。普段はゲームに夢中になる子どもたちも、自然の中では自分たちで遊びを探して楽しんでいます。パパたちが子どもと遊び、ごはんをつくってくれるので、ママたちは家事や子どもの世話から解放され、ゆっくり火を囲んで飲める……。最高の時間をゲットできます!」
焚き火を囲んで家族団らんが最高の時間
盛り上がる夜の花火!
東京都在住の萱沼綾華さん
「自然と触れ合う機会が少ない子どもたちに、自然を楽しませてあげられるのがうれしい! バーベキューもそのひとつ。家族と一緒に何かをする機会が増えます。いつもみんなで楽しみにしているのが、焚き火であぶって食べるポップコーンとマシュマロ! ポップコーンのポンポンと跳ねる音に子どもは大興奮。竹串に刺したマシュマロを火であぶってとろけるのをじっと待つ……。焚き火を囲んだときのこの家族団 らんが、いちばんホッとする瞬間♪」
家族でいろんな体験をして思い出も共有
年々活発になる家族
Martライター 中川紫穂
「4歳差の娘(姉)と息子(弟)ですが、キャンプのときはいつも以上に仲がいい! 寝袋を広げたり、水を汲みに行ったり、二人でルールを決めて楽しみながら作業しています。最近では設営や食事の支度の即戦力。キャンプ場内にあるピザ窯でピザを焼くのも お手のもの。キャンプ場を起点に、少し遠出してアスレチックや山登りも堪能。家族時間をフル活用し絆も深まります。子どもの笑顔を見て親も癒され、家族みんながリフレッシュできるキャンプはやめられません!」
空気も水も美味しくて心身デトックスでリフレッシュ
澄んだ空気が気持ちいい~
茨城県在住の駒木根明美さん
「普段早起きしない子どもも早起きをし、キャンプ場内の遊具で遊び、散歩をしたり、虫捕りをしたり、〝非日常〞を満喫できます。最新の遊具ではなく、シンプルでアナログな遊びでも、自然と触れ合うだけで子どもたちは生き生きとしていますね。『一緒にご飯をつくって食べて片づける』。ただそれだけでも有意義で楽しい! 朝の清々しい空気を吸い、入れたてのコーヒーを飲む時間は、贅沢で最高の癒しです」
あるもので遊ぶ、ただそれだけで子どもは楽しそう
毎回発見の連続です
東京都在住の今西千登瀬さん
「都会の喧騒を離れ、ゆったりとした時間の流れの中で過ごすので、たまった疲れも取れ、親のパワーチャージにもなっています。いつもとは違う環境だからこそ、子どもたちの変化が見られます。苦手な野菜にチャレンジしたり、調理やごはんの支度の手伝いをしたり。まさに〝キャンプ・マジック〞! 井戸の水が冷たいとか、テントの中を通る風が気持ちいいとか、ただいるだけで自然と対話している感覚を共有できるのがいいですね!」
取材・文/中川紫穂、村松美幸 構成/長南真理恵
Mart 2020年6・7月合併号別冊付録
今年こそキャンプをはじめたい!と思い立ったとき、とりあえず読んでおけば間違いない本 より
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