送り迎えなしに一人で通学できるのか、授業についていけるのか、そして、自分はこのまま仕事を続けていいのだろうか……。子どもの小学校入学時に誰もが突き当たる「小1の壁」。
朝から夕方まで週5で働くフルタイムママに、「小1の壁」を乗り越える工夫やフォローを教えてもらいました。
先輩ママの工夫1「鍵、小銭、電話番号のメモを持たせて電話がかけられる場所を教える」
神奈川県在住・島田有紀さん
備えあれば憂いなし。家の鍵と小銭、私と夫、おばあちゃんの家の電話番号のメモを、ランドセルのポケットへ。電話ボックスやコンビニの場所を教えて、緊急時は連絡するようレクチャー。すでに何度か役立っています。
■こんな工夫も
PTAはLINEグループをつくり、みんなで順番に出て負担を減らす
平日の集まりへの毎回の参加は、仕事に支障をきたすので避けたいところ。ママ友と交代で出て、内容をグループLINEで共有すれば、最小限の出席でも役目を果たすことが可能に。
先輩ママの工夫2「子どもとしっかり会話して学校の様子や子ども自身が困っていないかをチェック」
千葉県在住・島田千尋さん
心配も失敗も難しいこともたくさんあるけれど、いちばん大切なのは、親子の対話だと思います。子どもの話を聞けば、学校でのことや心の状態は、なんとなくわかるもの。会話の時間だけはきちんと取るようにしています。
■こんな工夫も
おじいちゃんにお迎えを頼んで放課後に友達と遊べる日をつくる
「学童へ行きたくない」「友達と遊びたい」、そう言われてしまったら、近所に住むおじいちゃんにフォローを依頼。我慢ばかりもよくないので、ときにはリラックスさせてあげます。
先輩ママの工夫3「夏休みは学童の合間にキャンプなどイベントを入れ飽きさせないように」
東京都在住・片岡牧子さん
小学校の夏休み中も仕事があるので、子どもたちは学童へ。毎日学童だと飽きてしまうから、私が関わらなくていい、児童館主催のサマーキャンプなどのイベントの予定をできるだけ入れます。これで長期休みにメリハリが。
■こんな工夫も
女の子のママと友達に! やっちゃう失敗を話しておく
しっかりしている女の子のママに、過去の失敗談を洗いざらい暴露。あり得ない前科まで 知っているからこそ、提出物などの連絡事項を丁寧に教えてくれるように!
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撮影/志波慎寿介 イラスト/熊野友紀子 取材・文/鹿志村杏子 構成/長南真理恵
Mart2020年3月号
パートもフルタイムも絶対悩む「小1の壁」に当たって砕けないためには? より