地震など、災害は家にいるときに起きるとは限りません。出かけている際に災害が発生したときに命を守り無事避難するために、普段からバッグに入れておくといいものをご紹介します。
携帯して持ち歩きたい4つのアイテム
外出時に被災しても自分の命を守ることができる4つのアイテムを必ず持って出かけましょう。お話を聞いた国際災害レスキューナース辻さんは家の中でも常に携帯しているそう！
外出するときは必ずバッグに入れておくと安心。
▶【１】コンパス
自分が向いている方角をチェック
スマホのマップ機能が使えないとき、逃げている方向を知るために必要。海抜が高いのはどの方角なのかなども普段から調べておいて。
スマホの電池切れというピンチのとき、知らない場所にいても方角がわかります。
▶【２】呼び子笛
救助を呼ぶときは声でなく笛で！
自力で逃げられないとき、発見してもらうのに必要。少しの息で大きな音が！ 中に名前や緊急連絡先を書いた紙を入れられるのも便利。
【Can★Do】非常用呼子笛 φ1×10㎝ ￥110
▶【3】コンパクトはさみ
はさみは災害時の万能アイテム
スリムで持ち歩きやすいコンパクトはさみ。防寒でゴミ袋を被るとき、布を切って止血するときなど、サッと取り出して使えます。
小さくてもしっかり切れます。
▶【４】ソーラーライト
急な停電でも足元を照らせるライトを
急な停電で身動きが取れない、ということがないよう、ライトは必須。電池が切れる心配がない、ソーラーライトがおすすめです。
避難のときに足元を照らしたりするときに使えます。
これがあるとさらに安心の３アイテム
余裕があればぜひ持ち歩きたいアイテム。 排泄対策や止血に使えるアイテム、保温対策など、生き延びるために大切なものばかりです。
▶【1】アルミシート
防寒対策の必須アイテム
真夏でも水害などで体が濡れると瞬時に体温が奪われるので、季節を問わず持っておくのがおすすめです。体に巻いたり床に敷いても。
【Seria】アルミ 温熱シート 213×137㎝ ￥110
▶【2】圧縮タオル
汗を拭いたり止血などにも使える
水に濡らすとハンドタオルサイズになり、ケガをしたときの止血にも使えます。持ち歩きには1～2枚あればOK。個包装で衛生的です。
【DAISO】圧縮タオル（ラージサイズ、23×35㎝、6枚） ￥110
▶【3】ペットシーツ＆ゴミ袋
【Can★Do】ペットシーツ レギュラー8P W33×H45㎝ ￥110
まとめ
熱中症対策や排泄対策に！
水を含ませたペットシーツをレジ袋に入れ振ると氷のうに。便器にゴミ袋をかぶせペットシーツを入れ便座を下ろせば災害用トイレに！
教えてくれたのは
国際災害レスキューナース 辻 直美さん
被災地派遣は国内29件、海外2件、災害レスキューナース歴26年と経験豊富。著書に『レスキューナースが教えるプチプラ防災』（扶桑社）。
＊この記事はMart2021年10月号“まさか”に対する備えもはかどる！「100円防災グッズ」 を再構成したものです。
＊掲載した商品と同じものが現在はない場合があります。
撮影／小林愛香 取材・文／植田有希 撮影協力／山村真里さん 編集／倉澤真由美 構成／長南真理恵
