自宅で何か教室を始めたいと思いながら、なかなか実行できずにいる人へ向けて、100人待ちの人気パン教室を主宰している「はまくまさん」から、セルフプロデュースの方法を教えていただきました。ハンドメイドはじめ、自分の“好き”を仕事にしてみたい人、何かに迷っている人は参考にしてみませんか?
【Profile】
はまくまさん/2011年より横浜市の自宅でパン教室をスタート。「講師経験なし」「友人の参加なし」というないない尽くしにも関わらず開始1年でキャンセル待ちが100人を超える。
「まずは、自分の興味のあること=好きなことを整理してみてください。アイシングクッキーでもパンでもOK。いいな~と思うものを何でもメモしたり写真を撮ったりするのがおすすめです。その次にその世界で何をしたいかを考えましょう。5分でもいいので今日から毎日、アイデアをノートに書き続けると自分らしい楽しみ方、打ち出し方が見えてきます。最後に、一番大切なのは、ブログなどで表現しづけること。苦手でもやり続けることで経験値があがり、自信やセールスポイントになります」
【Step1】自分の“好き”を知り、かわいいノートに好きを集める
「開きたい教室のジャンルにこだわらず、まずはいろんな方面に目を向けてみましょう。パッと目に入ってきたお店の看板、真似したくなる色の組み合わせ。眺めていると自分がワクワクするテーマやグッズ。すべてが自分らしさを知るヒントになります」
【Step2】“わたしルール”をつくりましょう!
「例えば、つくるだけじゃなく癒しの場として、初めまして同士が仲良くなって会話の弾む教室にしたいとか、自分の好きを集めたら、雑貨と絡めた『かわいい世界づくり』がテーマだと気づいたとか。そんなわたしルールをつくることで、自分らしい打ち出し方がみえてきます」
【Step3】“発信の訓練”で仕上げ
「継続が大切なので、ブログでアピールします。丁寧なおもてなしをわかってもらうためには、直接的な言葉より、写真で雰囲気を感じてもらいましょう。わたしの場合は、オリジナルのラッピングや名前と日付入りのカードを用意することで「ようこそ」の気持ちを発信しています」
たとえ仕事につながらなくても、このセルフプロデュースが自信につながれば…という「はまくまさん」の言葉を励みに、自分の好きを見つけてみませんか?
撮影/平林直己 構成/橋本嘉美(HEAVEN)
※Mart2018年1月号 はまくまさん監修 教室を始めたい!と思ったら読みたい「セルフプロデュース」ワークブックより
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。