Mart編集部がInstagramで発見したズパゲッティ作品を紹介する「今週のMYズパゲッティ」。今回は大阪府和泉市の岸田香織さん(41歳)がつくったバッグを紹介します。
今から約10年前、現在小学生の娘が生まれた際に、マフラーや帽子、ガラガラなどをつくりたくて編み物を始めました
その後、いつも利用している手芸屋さんでズパゲッティを見て、毛糸で編むよりザックリ編めるので早く作品ができあがるかも?という軽い気持ちでズパゲッティ編みを始めました。
始めてみると、毛糸などを編むのに慣れていたせいもありますが、まずこま編みを編むのがとても難しかったです。ズパゲッティはリサイクルヤーンなので、太い部分や細い部分があるため均等ではなく、なかなか上手に編めませんでした。
工夫してあまりに細いところは切り、たびたび出てくる結び目は一度ほどいて、結び目がなく見えるよう編みくるみました。何個か編むうちに、どうにか均等に並行せず編めるようになってきました。
写真のバッグは、ピンクが入った糸がかわいかったので、ピンクが好きな知り合いにプレゼント予定のものです。バッグ本体は明るい色ですが、ネイビーのベルベットヤーンで飾りを編み、冬仕様に。飾りは通年使っていただけるように取り外し可能にしています。ヤーン内側を少しきつめに編み、外側はゆるめに編んでいるのでずれ落ちにくくなっています。ザックリ編むのが良いのかもしれませんが、性格上私はかっちり編むのでしっかりした編み目になっていると思います。
私の住んでいるエリアではあまりズパゲッティグッズを持っている方は見かけませんが、娘が通っていた幼稚園に自分で作成したバッグを持って行った際に「つくり方を教えて欲しい」と言っていただき、編み編み会を何度かさせていただいたことはあります。
今後は、行きつけの手芸屋さんに「ラグを編んでみたら?」とご提案頂いたので挑戦してみたいのですが、レジンのアクセサリーやサボテンの編みぐるみづくりにもハマっていて……いろいろと制作時間が足りないです(笑)。
これからもいろいろな作品に挑戦していきたいです!
取材・文/富田夏子