みなさんのキッチン収納のお悩みを解決すべく、整理収納アドバイザーとして活躍するMartsist片岡牧子さん、田口愛佳さん、小垰千尋さんの自宅キッチンの様子や収納のコツをご紹介。シンク下、コンロ下、食器棚などをスッキリ見せるヒントを教えてもらいました。
Martsit3名による収納の「3つの極意」とは?
「収納の一番のポイント」を3人に聞いてみました!
片岡さんは「掃除のしやすさ」を第一に考えて、キッチンカウンターの上には何も置かないように心がけています。
引き出しや棚の中など、見えない部分も物をため込むと掃除が大変になるので適切な量を収納しているそう。
シンクの下にもラックなどは入れず、拭き掃除しやすいように工夫しています。
田口さんが重視しているのは「自分だけでなく、家族にもわかりやすく使いやすい収納」。
キッチンの見える部分はスッキリさせることを意識し、引き出しの中は物の色やデザインにこだわらず「使いやすいそのままの状態」で使っています。
ラップや洗剤の詰め替えは購入したパッケージそのままでOK。パパにもわかりやすく好評だそう!
小垰さんのモットーは「使うものだけは出しっぱなしでもOK」。使い勝手を考え、手に取りやすい場所に工夫して収納しています。
キッチンの雰囲気に合うようなシンプルなデザインの収納グッズを上手に取り入れています。
よく使う調味料だけまとめて、木箱に入れてコンロのそばに。毎日のお弁当づくりもこれでスムーズ!
場所別のアイデア収納術をご紹介
シンク下は何を収納すればいい?
片岡さんは無印良品のファイルボックスを活用して必要最小限のものだけを収納。
田口さんは引き出しを開けてひと目で全体の様子がわかるように物を配置しています。
そして小垰さんはゴミ袋のストック、洗剤の詰め替えなど大きいサイズのものを収納して生活感を隠しています。
コンロ下 調理器具の取り出しやすさのポイントは?
片岡さんはこちらも無印良品のファイルボックスを活用。フライパンと鍋を立てて収納しています。
田口さんは引き出しのサイズに合わせて、入れ子式に収納できるティファールの鍋を愛用。
小垰さんはツール入れに牛乳パックを活用して空きスペースも有効活用しています。
しまいやすく、取り出しやすい食器棚に!
片岡さんは棚板を増やしてお皿を重ねすぎない工夫を取り入れています。
田口さんはひと目で全体量が把握できるようにお皿のサイズによって収納場所を分けているそう。
小垰さんはお皿を取り出しやすくするため、あえて扉のない食器棚を愛用中。アクリルの仕切り棚も活用して収納スペースもアップさせています。
調味料を使いやすい場所に収納したい!
片岡さんはコンロまわりの掃除のしやすさを考えて出番の多い調味料も引き出しにイン。
田口さんも使用頻度の高い定番調味料とたまにしか使わない調味料を別々の場所に収納。
そして小垰さんも、よく使う調味料を厳選。木箱にいれて手の届く位置に置いています。
キッチン収納おすすめアイテムは「ファイルボックス」
3人が全員愛用していた神アイテム!それは無印良品のファイルボックス。場所によって上手くサイズを使い分けている様子は必見です。
あえて出しっぱなし!小垰さんの「浮かせる収納」
小垰さんはよく使うアイテムだけはあえて出しておく収納方法を取り入れています。
S字フックやtowerのホルダー、キャリーボックスを使った実用例をぜひ参考にしてみて。
いかがでしたか?
キッチン収納へのアプローチは3人それぞれ異なりますが、みなさん「掃除のしやすさ」「取り出しやすさ」など自分が大切にしたいことを一番に考えているのが印象的でした。
簡単に取り入れられるワザもたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
撮影/山下忠之 取材・文/丹下紋香