出っ張ったお腹のようなフォルム、耳のようにちょこんとついた取っ手、自在に折りたためる柔らかな素材。「ベリーバスケット」が今年、“ポイポイ”収納界を席巻する予感です。見せたいモノも見せたくないモノもフレキシブルに包み込む、全カゴ好きのマストバイアイテムです!
目下、ヨーロッパを中心に大流行中のベリーバスケット(Belly Basket)。その背景をAll Aboutインテリアショップガイドのくろだあきこさんに聞きました。
「ベリーバスケットの起源はベトナム。かつては田んぼから市場まで、重いお米を入れて運んでいたそうです。仕事を終えた農家の人々が、折りたたんだバスケットを重ねて帰路につく情景が目に浮かびますね。原料のシーグラスは、東南アジアに広く生息するスゲ属の植物。似た種類の草が多く特定が難しいため、総称してシーグラス(水草)と呼ばれています。2015年には、フランスの有名インテリアショップのカタログにベリーバスケットが登場。翌年頃、イギリスのOlli Ella(オリエラ)などがベトナム産バスケットを可愛く着色して商品化し、大ヒットしました」
軽くて柔らか、変幻自在!
ベリーバスケットの最大の特徴は、内側に折りたためる独特のカタチ。たくさん入れるときはそのまま、少量のときや中身の上部を見せたいときは、半分に折りたたんで使えます。
ベリーバスケット¥4,700(オリエラ/リトルレモネード)
さらに、「いくらあっても買ってしまうので家がカゴだらけ!」という、カゴ好き共通のお悩みも解決。このコたち、折りたためばいくらでもスタッキング可能なんです!
リビングに散らかりがちなものをポイポイ入れたり、子どものおもちゃ収納に使ったり、キッチンで野菜入れにしたり……。通気性がよく、軽くて持ち運びもラクラクなので、用途は無限大! カゴ好きなら、絶対スルーできませんよね。
〈商品のお問い合わせ〉リトルレモネード http://little-lemonade.shop-pro.jp/
撮影/中林 香 構成/永林あや子(Mart編集部)