普段は邪魔にならないデッドスペースに置いて、リモートワークやガーデニングなどの作業に必要な道具をまとめておける「バッグ収納」。整理収納アドバイザー・小垰(こだお)さんも実践している収納方法をヒントに、今回は折り畳めて水にも強いバッグを見つけてきました。アウトドアや子どもの外遊びなど、水濡れの心配がある場面でも頼れる味方になりそう。
整理収納アドバイザー・小垰さんも「バッグ収納」に注目!
整理収納アドバイザー/Martist
小垰千尋さん
無印良品とタープバッグを使って収納している小垰さん。
「家の中の収納場所って限られますよね。とはいえ、これ以上物は増やしたくないと思っていても、生活するにはやはりたくさんの物が必要になり、次から次へと増えていきます。それらをまるっと入れて、場所に合わせた形に変化できる“バッグ収納”という方法に今、注目しています。素材もかなり工夫されていて、場所を選びません。使っていなかった場所も、生き生きと生まれ変わりますよ」
【実例】小垰さんのバッグ収納術
ガーデニンググッズを入れベランダの隅に鎮座してます
あえて内側を表にしてロゴ部分が見えるようにして使用している小垰さん。「水やりのときにばっと目に入るロゴがかわいいんです。アウトドアにも重宝しますよ。ハンドル一体型だから、バッグに見えない姿もお気に入り」
Tarp Bag(タープバッグ)
防水シートがバッグになった!アウトドアでも重宝します
防水シートを使ったバケツ型バッグ。全12色のカラー展開。「タープバッグ ラウンド」〈左から〉S[φ28×H36㎝]ライトブルー¥1,980、M[φ36×H45㎝]アイボリー¥2,420、L[φ45×H48㎝]カーキ¥2,970(すべてハイタイド)
畳むと、このとおりぺたんこ。汚れたら水拭きできる素材のおかげで、収納の幅が広がります。
People Tree(ピープルツリー)
海外のセメント袋が畳めるバッグとして復活
アップサイクルした海外のセメント袋が外袋。水に強いのもうれしい。「セメント袋のアップサイクルバスケット」大[約φ40×H50㎝(ハンドル含まず)]¥3,520、中[約φ30×H40㎝]¥2,970(ともにピープルツリー)※1点ずつ色・柄が違います。
内側はコットン地で薄く畳めます。周囲を折り曲げて高さを変えて使用も可能。
「バッグ収納」で脱・"段ボールそのまま"生活!
お米や水など、まとめ買いすることも多くなり、ついつい「段ボールに入ったまま」廊下や玄関、部屋の隅に置いてしまうことってありませんか? そんなときは大バッグの出番。中身を認識でき、くり返し使えます。
小垰家では3COINSのものを使用。薄型で邪魔にならず、パッケージが見えないと生活感もなくなります。
ストックは中が透ける大バッグに収納する時代に
たとえばこんなバッグがぴったり。〈左から〉自立し水に強い素材を使った「クリアボックスバッグ」Lサイズ[約W47×D20×H36㎝]¥330、「大容量メッシュバッグ」[約W43×D18×H36㎝]¥550(ともに3COINS)
2021年7月号特集 「浮かせ収納」「やわらか収納」「新・すき間収納」でスペース無限大!PART② フレキシブルな「やわらか収納」なら、デッドスペースが生き返る!より
撮影/平林直己(BIEI)〈ロケ〉、松本拓也〈スタジオ〉 取材・文/新里陽子、松本果歩 編集/小橋健太郎 WEB構成/Mart編集部