限られた玄関スペースですっきりさせる方法を、整理収納アドバイザーの吉川永里子さんに聞く第二弾。必要なものがワンアクションで取り出せるポイントがいくつもありました。
この玄関に詰まった4つの工夫
こちらの玄関に隠された、すっきり見えポイントを4つ教えてもらいました。
【1】壁にちょい置きスペースをつくる

「シューズボックスが天井まで扉があるタイプで、玄関にちょい置きができる棚がないので、画鋲でつけられる鏡を壁に設置して棚代わりに。カギを置いたり、出さないといけない郵便物を出し忘れないよう置いたりしています」
画鋲で壁に設置できます。ウッドウォールシェルフ BR W36×D11.5×H6.5㎝ ¥300(ナチュラルキッチン アンド)
【2】フックやかごで見えやすく取り出しやすい

「外遊び道具が散らかりがちで、特に縄跳びの収納に悩んでいましたが、保育園に行ったときにフックにかけてあったのを見て『これだ!』と我が家にも採用。ボールなどはワイヤーかごに入れて見える化すると、中身が一目でわかり、家族にも使いやすいですよ」
【3】コの字ラックでスペースをムダなく

「キッチン収納グッズとしてもおなじみのコの字ラックは、靴箱でも大活躍。棚板を外してブーツを収納するとき、高さが揃わずデッドスペースができがちですが、これを使えばスペースをムダにせずに済み、靴の収納力がアップします」
【4】つっぱり棒でジャストサイズの収納に

1段分のスペースを増やす
「つっぱり棒を2本同じ高さに渡せば、棚板がなくてももう1段増やすことができます。棚板のビスの位置がちょうどいい位置にないときなど、好みの高さで使い勝手のいい位置につけて」
ヒール靴をブーツの奥に
「靴箱奥につっぱり棒を渡して棒にヒールをかけるように靴しまい、ブーツのつま先を靴箱奥に向けて入れます。すると、ブーツ1足分のスペースでブーツとヒール靴がしまえます」
2本つっぱれば、棚板を増やさなくても1段分の収納力が増えます。つっぱりポール白 55~90㎝ ¥100(Seria)
\こんなアイデアも!/
玄関からの動線上にお出かけアイテムを置く
教えてくれたのは…
整理収納アドバイザー
吉川永里子さん
Room&me代表、収納スタイリスト®、生き方スタイリスト。これまでに10000人以上に片づけをレクチャー。働くママ・妻・女性目線で行うライフスタイル提案が人気。セミナーを開催するほか、各メディアでも活躍中。
※掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。
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撮影/志波慎寿介 取材・文/加藤文惠 構成/富田夏子
Mart2020年12月号
3賢人に学ぶ「新しい生活でもすっきりする玄関」のつくり方 より