週末のプチトリップ。泊まりでなく日帰りでも、究極を言えば半日でも! その土地で見る風景、人、ショップ、カフェとの出会いは、日々の忙しさを吹き飛ばしてくれる癒しの時間になります。今回オススメしたいのはスポットは、千葉県大網白里市です。注目のドライフラワーショップ「she is matilda.」をご紹介します。
フラワーコーディネーターとカメラマンの夫妻が手がける「she is matilda.」
「she is matilda.」は、ドライフラワーを使ったリースやスワッグ、ガーランド、インテリア小物をハンドメイドで作成、ディスプレイ、販売をしているアトリエです。古民家一棟を自分たちの手で一から改装し、作り上げたのは店主でフラワーコーディネーターの山下有世さんと、Martでも創刊当時からお世話になっている、カメラマンの山下忠之さんご夫妻。
作品のセンスの良さと、こだわりある古民家の店舗つくりは、外から見ても圧巻です。時間の移り変わりとともに、飾られている作品たちも表情を変え、眺めているだけで幸せ。
首都圏からも多くの人たちが訪れてくださるそうですが、少しわかりにくいところにあり「たどり着かないドライフラワーショップ」という異名もついたほど!? 偶然たどり着き「こんな場所にこんな素敵なところがあったの?」と驚く方もいるそう。今はGoogle マップで「she is matilda.」と検索すると、お店の場所を示し、ナビゲートをしてくれますよ。
she is matilda.
千葉県大網白里市小中1038
営業日:土.日.月曜日
営業時間:11:00〜17:00
美しい作品を一冊にした書籍も 自宅で応用できることもたくさん!
この度、有世さんが手がけた作品を、忠之さんが撮影した、ご夫婦でつくりあげた書籍「she is matilda. 365日ドライフラワーのある風景」(日東書院)が発刊されました。
「ドライフラワーは生きています」という力強いメッセージのもと、標本図鑑77種類が紹介されています。この言葉通り、美しく、力強く、時には繊細な姿を魅せてくれるドライフラワーを堪能でき、ページをめくるたびになんとも言えない心地よさが感じられました。リースやスワッグの作り方や注意点なども書かれ、ドライフラワー入門者の私にもとても分かりやすい!
書籍を読むとドライフラワーがつくりたくなります! 忠之さんに、書籍では使用していないドライフラワーつくりのシーンの画像をいただきました。こんなふうに吊るして干すのですね!
私も早速、薔薇で挑戦。まだ花が元気な時に、風通しの良いところに吊るして干しました。
約10日後、この通り! 鮮やかな赤がそのままに、お店で売っているみたい♪ この成功体験も嬉しいもの。
今はハーブや枝類をドライにしてみています。こうして学んだことを次につなげるのもワクワクしますね。
近隣の話題スポットもぜひ訪れたい!
忠之さんに、店舗周辺のおススメのスポットを教えていただきました。
「八八ラボ」
「はちみつカフェの人気店です。店内の装飾(ドライフラワー)にshe is matilda.の作品を使ってくださったことも。非加熱・無添加製法で国産はちみつを作っていらっしゃり、はちみつや関連商品など、お土産にもよいですよ。もちろん絶品です!」
千葉県大網白里市細草1813
営業日 金、土、日、月曜日 ,11:00 – 17:00 年末年始
Sghr スガハラ ファクトリーショップ
「菅原工芸硝子の工房の中のショップです。職人のワザが光る、美しいガラス製品がたくさん並んでいます。敷地内にはカフェもあり人気スポットです」
千葉県山武郡九十九里町藤下797
営業時間 9:30~17:30、年末年始以外無休
そのほか、「昭和の森フォレストビレッジ」「ホキ美術館」など、足を延ばすとアウトドアからアートまで様々な体験ができるエリアです。みなさんもぜひ、訪れてみてくださいね。
※各ショップの営業時間は2022年12月時点のものです。また、不定期な休業もありますので、事前に各ショップのサイト・SNSなどでお調べください。
取材・文/新里陽子