Mart読者のデイキャンプシーンにお邪魔して、その極意や愛用品を取材する企画。その第2弾は、コンパクトさを意識して、より気軽に出かけられることを重視する、木村さおりさんファミリーです。
予定も荷物も詰め込みすぎず親子で思いっきり遊ぶ!
「子どもが男の子だからアウトドア経験をさせたかった」という木村さん。3年前にファミリーキャンプをスタート。月に1〜2回はデイキャンプにも出かけています。
「場所は車で1時間半以内と決めています。日帰りなのでそれ以上かかると移動だけで疲れちゃう(笑)」
〝自然の中で遊ぶ!〞を手軽にできるのがデイキャンプの魅力と話す木村さん。川遊びや釣り、アスレチックなどその場所その場所でできる遊びを見つけて楽しんでいるそう。
「子どもの遊び時間を大切にしたいので、あれこれ無理はしません。予定を詰め込みすぎたり、料理に時間をかけすぎたりもせず、現地で調理するときはおうちで下準備を済ませておきます。調理にこだわらずカップ麺やインスタントにも頼る。料理を簡素化したら楽になりました(笑)」
ギア選びも設営や片付けの時短につながるものをセレクト。
「〝映え〞よりもコンパクト、軽量で持ち運びが楽なものが多いですね。おかげで荷物の出し入れもスムーズになり、車内に空間ができました」
最近のお気に入りのギアは、収納時に畳めて薄くなるものだそうで、なかでもコラプズのウォータージャグは使用後にぺたんこになり便利。ロゴスのクーラーボックスもブリーフケースのように畳め、一見クーラーボックス感がなくおすすめだそう。
無理せず無駄を省いたことで、気持ちにもゆとりができた木村さん。
「子どもが思いきり楽しんでいるのを見るのも至福の時。同時に親のくつろぎ時間も増えました!」

「デイキャンプはフィールドアのワンタッチタープで設営時間を時短します」(木村さん)

厳選したギア選びで荷物のコンパクト化を実現。かなり余裕があるトランクに。
使ったあとはぺたんこになるギアを愛用しています
スキレットさえあれば一気にキャンプモード
焚き火台もBBQ グリル兼用のものを選んで省スペース化
Mart2022年夏号 「デイキャンプ派」のマストアイテム大調査 より
撮影/山下忠之 取材・文/西村絵津子 編集/小松伸司