テント、テーブル、チェア、ランタン・・・まだまだ重要なアイテムがあるんです! それが“シュラフ”(寝袋)。とりあえず布団を持っていけば良いと思っていませんか?
よい睡眠をとることができないと、疲れが残ってしまいキャンプを楽しむどころではなくなってしまうことも。ショップには対応温度や形状、素材など多くの種類があるため、初めて買うのに何を基準にしたらよいのか悩みはつきません。そこで今回は初心者キャンパーにおすすめの3シーズンOKな高コスパシュラフを紹介します♪
布団に似た形で、窮屈さのない「封筒型」
洗濯OK! 暖かいのに通気性抜群
ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ・-2 ¥7,810
シュラフのサイズは約80~190㎝。軽くて暖かいふかふかの中綿は、汗などの水分をスムーズに外へ排出する「モイスチャーマネージメント」を採用し、適正温度は‐2℃まで。実際にシュラフの中に入ってみると窮屈さはなく、生地は薄めで軽いのに予想を上回る保温性で身体がポカポカしてきました。
大型洗濯機での丸洗いもOK、シュラフの内側・外側のどちらからも開閉可能な「ダブルジップトップ」やシュラフを陰干しする際に便利な「ハンガーループ」など機能性もバツグン。自宅でお手入れできるのはうれしいですね。
同じシュラフのジッパーをすべて開け、それぞれの互い違いのジッパーを繋いで閉めるだけで2人サイズに。まるで家の布団のように広々快適に使えて、子どもとの添い寝にもおすすめです。
収納サイズは約30×30×40.5㎝、総重量は約2.3㎏。丸めて収納も簡単に行うことができました。
とにかく気持ち良い、やわらかフランネル素材
ロゴス 丸洗いやわらかあったかシュラフ・-2
サイズ約75×190㎝、適正温度目安-2℃。ポリエステル系素材に毛足の長い起毛を施すことで、やわらかくて気持ちのよい肌触りを実現。同時に起毛の間に空気の層ができ保温性も向上。気持ちいいと暖かいの両立を可能に。
同じシュラフと連結OK。広げて連結することで広々サイズに。親子で眠れるので小さい子どもを持つ家族に最適です。
3つのレイヤーを組み合わせた、オールシーズン仕様
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ ¥13,200
サイズ約90×200㎝、快適温度(アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース)‐5℃。それぞれ別々に使用することで、4シーズン対応のシュラフ。広げて連結も可能で、たたみ約2畳分の広さでゴロゴロできちゃいます。家での洗濯もOKだからお手入れも簡単、機能性の高い高コスパシュラフです。
気密性が高く、保温性に優れた「マミー型」
暖かさを追求した、コンパクト収納タイプ
ロゴス neos丸洗いアリーバ・-2 ¥10,230
サイズ約80×210㎝、適正温度目安-2℃。身体を包み込むようなマミー型のデザインで、保温性と足元の開放感に優れたシュラフ。頭頂部までしっかりと覆うことで、首元の冷気も遮断して寒さをシャットダウン!
足元の開放感がうれしい!圧迫感のない立体的な空間を生み出す「フットアングルストラクチャー構造」を採用したため、足を動かせるストレスなく眠れます。マミー型なのに足首はユルユル、圧迫感なし!
コンパクトに収納できて持ち運びも◎。収納サイズ約26×26×48㎝。圧縮ベルト仕様で、車での荷物スペースをとりません!
軽量で保温性の高い中綿入り
タラスブルバ マミーシュラフ‐3℃ ¥13,090
使用下限温度-3℃。首元は暖かさを逃しにくいサーマル仕様で冷気をシャットアウト。スマホなどを入れるポケットがついているのもうれしいポイント。
保温性と寝返りがうてる可動性を両立
コールマン タスマンキャンピングマミー/L-8 ¥11,800
マミーの保温性を持ちながら自由に寝返りがうてる快適設計で、ゆったりと寝ることができるシュラフ。フード部分のコードを閉めることで、外気の侵入口となりやすい首元のスペースを極限まで小さくすることが可能。寝返りやちょっとした動きをしても冷たい外気が侵入する恐れがありません。
【番外編】こんなシュラフも!DODならではの「家族専用」シュラフ
DOD わがやのシュラフ ¥9,440
サイズ約230×200㎝、推奨使用温度5℃。冬キャンプのシュラフとしては寒いですが、毛布のような使い方をしてみては! もちろん家族4人一緒に入ることができるので、オンシーズンはシュラフとして使えます。ジッパーで変形させれば。2人用の寝袋を2つにすることもできます。実際に広さをライター3人で体験。大人3人でもゆとりをもって寝ることができました!
独自のバッグ構造を採用したことにより、あっという間に収納が可能に。封筒型の寝袋を4個片づけるのに比べて、約1/3程度に時間を短縮。片づけが早く済むのはうれしいポイント。
快適な睡眠をとるためのキャンプギア“シュラフ”。封筒型、マミー型とそれぞれ特徴があるので、家族のキャンプスタイルにあったものを選んでみてくださいね。
【詳しくはこちら】
ロゴス https://www.logos.ne.jp/
コールマン https://www.coleman.co.jp/
タラスブルバ https://www.tarasboulba.jp/
DOD https://www.dod.camp/
撮影/山下忠之 取材・文/村松美幸