「そんな商品どこにありました?」とつい、聞いてしまうほど、プロの名品を探し出す眼は鋭く、ステキな使いこなしは参考になることばかり。
今回はフードコーディネーターさん2人に100円ショップの見るべきアイテム、グッズ選びのポイントを教えてもらいました。
フードスタイリスト 田口恵美さん
ドラマ、映画、広告でフードコーディネーターとして活躍。爽やかなテーブルコーディネートは人気。
「Seriaの白い食器とカトラリー、ミニココット、耐熱ガラス類は必ずチェックします。出張して料理する機会が多いので安っぽくなく、それでいて落としたり、壊れたり、なくなっても大丈夫なものを時間のあるときにチェック、まとめて買っておきます」
陶器の柄のカトラリー一つでグッとおしゃれに
Seria「陶器デザートフォーク」「陶器デザートナイフ」
「北欧ブランドメーカーのものにあるようなカトラリーは白黒で揃えて持っています。どんな食器との相性もよく、手にも馴染んで使いやすいんです。必ず「どこのもの?」と聞かれます(笑)」(田口さん)
ありそうでなかなかない映えるミニココット
Seria「フレンチナチュラルココット 丸型」
「ホワイトスタイルオーバルプレートホワイト」(17cm)
殺風景になりがちな調味料入れもこれなら大丈夫!お鍋と同じように蓋の取っ手を鍋のふちにかけた憎い演出。ミニ楕円皿も使い勝手のいいサイズ感でお気に入り。(田口さん)
複数並べるだけでテーブルが華やかになる
「ハンドルのついたミニボウル」(私物)
「スプーンを兼ねてお料理を盛ることも多いアイテム。料理だけでなく、スイーツも映え、パーティシーンでは並べるだけで豪華に!たくさん購入しておくと便利」(田口さん)
ドレッシングの液体切れがいい
キャンドゥ「プチ・ソースボート」(50ml)
「見た目のかわいさだけでない、機能的にもよくできているピッチャー。1人分の量のソースやかけだれなど、お皿に添えてセット♪」(田口さん)
フードコーディネーター 平沢あや子さん
フードコーディネーターとして企業にレシピ提案する傍ら、食育指導士としても活躍。
「子どものアスリート飯のためにつくりおいたおかずや常備菜を少しずつ、多品目食べさせたくて豆皿料理をしています。100円ショップの豆皿は和洋で使えるものが多いので、かならずチェックします。銘々に盛りつけるときに、同じ種類じゃないほうが華やかで、楽しいテーブルになります」
レンジで使えるスキレットで時短カフェ飯
Seria「ラウンドパンプレート160」
「何を盛りつけても豪華に見えるスキレット。時間がかかるオーブン料理はこれで時短アレンジ。加熱後も熱くなく、取り出せるので◎。セリアのヴィンテージ風カトラリーとの合わせがお気に入り」(平沢さん)
マットなグレーの色合いがシック
Seria「深ボウルマットモノトーン」(直径φ11cm)
「マグモノトーン」(約250ml)
「 濃すぎず薄すぎないグレーの質感が他にはなかなかない感じで一目惚れして即買い! ウッドプレートとセットで我が家の朝食の定番食器に」(平沢さん)
口当たりのよさが秀逸
ダイソー「レンゲスプーン(アカシア)」
「アカシアの木でできたスプーン。丈夫なうえ、縦長のスマートな形なので口に運びやすく、食べやすい点もいい」(平沢さん)
撮影/田中 慶、志波慎寿介 取材・文/八代恵美子・新里陽子 編集/atrio 構成/上原奈緒
Mart12月号「100円」キッチングッズの“名品”見つけました より