子どものころから駅の売店などで売られていて、いつも身近な存在だったお菓子「ボンタンアメ」。オブラートに包まれた、キャラメルのようなソフトキャンディのような独特な食感がクセになります。今回、フィンランド在住のテキスタイルデザイナーの島塚絵里さんがデザインした「ボンタンアメ®パターン」が誕生し、商品化第一弾としてファイヤーキングとのコラボレーションが発売されました。
パッケージデザインをモチーフにした「ボンタンアメ®パターン」
今回販売されたのは、ファイヤーキングの「スタッキングマグ[ボンタンアメ®パターン]」(各¥4,180)と「15ozボウル[ボンタンアメ®パターン]」(¥4,400)。元になっているのは柑橘が描かれた大正14年生まれの長い歴史を持った「ボンタンアメ」の箱のデザインです。
パッケージをモチーフに新たにデザインを手掛けたのが、フィンランド在住のテキスタイルデザイナー、イラストレーターの島塚絵里さん。北欧好きの方なら知っている人も多いと思いますが、マリメッコでデザイナーをしていた方で、現在はフリーランスデザイナーとして活躍され、テキスタイルを中心に様々なプロダクトで島塚さんのデザインを見かけます。
島塚さんのSNSによれば、「子どものころに食べていたボンタンアメ。ボンタンアメを頬張り、ノスタルジックな気持ちで、図案を仕上げました」とのこと。島塚さんが大切に大切に生み出した「ボンタンアメ®パターン」。その商品化の第一弾となったのが1941年にアメリカで生まれたテーブルウェアブランド「ファイヤーキング」とのコラボ、スタッキングマグとボウルです。
スタッキングマグもボウルもホワイトとサファイアブルーの2色あり、同じデザインながらそれぞれの雰囲気が違うのも魅力です。気に入った色をそろえても、2色そろえても、食卓を華やかにしてくれそう。マグとボウルをセットで使うのもいいですね。
この「ボンタンアメ®パターン」を見ていると、新しいのにどこか懐かしさを感じて、あのもちもちした食感の「ボンタンアメ」が食べたくなってきます。長年多くの人に愛されたロングセラー菓子のように、食器も長く使っていきたいですね。
「長年愛されてきたアメのパッケージが、新たな形となって、暮らしの一部に溶け込み、いつか誰かの思い出となってくれたら、うれしいです」という島塚さんの言葉のように、このステキな食器が日々の生活の中で欠かせない存在になってくれそうです。
ボタンアメ®パターン特設サイト:https://bontana.me/
ファイヤーキング:https://store.fireking-japan.com/
ボンタンアメ(セイカ食品):https://www.seikafoods.jp/bontaname/
文/岡部礼子