料理のプロが愛用中の“100円キッチンツール”。料理家の竹中紘子さん、真藤舞衣子さんに、複数持ちやリピ買いしている便利なアイテムを聞きました。
サイズ感がベストマッチ!100円だからこそ〝複数持ち〟できるんです
料理家・フードスタイリスト 竹中紘子さん
「複数持っていることに意味がある道具は見つけたらすぐ買い足します」。深型キッチントレー(Can★Do)、タイマーは[グレー]デジタルキッチンタイマー(Can★Do)、[白]キッチンタイマー MONOTONE 、[数字ボタン]10キータイマー(ともにDAISO)
▶深型キッチントレー
「一般的なサイズのバットも持っていますが、100円でこの"薄くて小さい"ものはほかでは見ません。重ねて収納しても場所をとらず、撮影現場に持って行くことも。鶏肉1枚を広げてぴったりなサイズ感で、調味もしやすく重宝します」(竹中さん)
▶キッチンタイマー
3つのコンロで同時調理。撮影現場だけでなく、家での食事づくりでもコンロはフル稼働。「5分ゆでる」「3分蒸す」とそれぞれタイマーをかけると、毎回同じ状態に仕上がります。「文字が大きい」「ボタンが押しやすい」が選ぶ基準です。
<Plofile>大学時代からフードコーディネーターに師事し、卒業後に就職した出版社時代も料理家・フードスタイリストの活動を継続。2015年、独立。センスのいい料理、スタイリングで広告・雑誌など数々のメディアで活躍中。1児の母でもある。
100円の脇役アイテムで食材を賢く使いたい
料理家・真藤舞衣子さん
「クリアなスプーンはSeriaで見つけ購入したのですが、もっとたくさん買えばよかった!と思うほど気に入っています。油こし紙は以前100円ショップで見つけたもの。油をよく使う私にとっては、再利用することに一役買っています」
▶アクリルメジャースプーン約15ml
WECKのガラス瓶と蓋で、塩・砂糖・小麦粉などを保存。このスプーンのサイズならすっぽり入り、蓋が閉まる。かつ、金属だとサビなどが気になりますが、その心配もありません。ガラスと一体化できるビジュアルもお気に入り。
▶油こし紙
油こし紙を使って何度か使った古くなった油を、袋の中に入れると食器洗い石鹸になる「まぜたら石鹸」を愛用しています。すぐ使えて汚れもよく落ちますし、何よりゴミ削減につながるアクションとして続けていきたいです。
<Plofile>料理を通じ環境を考えた暮らし方や食育を提案。IT会社勤務後、京都の禅寺で1年間生活をし、その後フランスでディプロマを取得。レシピ本、料理教室、店舗プロデュースを手がけ、著書に『からだが整う発酵おつまみ』(立東舎)など。
※掲載している商品は、現在購入できるものもありますが、すべて私物です。
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撮影/相馬慎之介 取材・文/新里陽子 構成/富田夏子