料理のプロの皆さんにお持ちの〝100円のキッチンツール〞をお尋ねしたら、数々の愛用品が……。どれも皆さんにとって欠かせない相棒のようです。これであなたも料理上手に⁉ 選りすぐりの100円の調理道具たちは必見です。
卵穴開け器を使えば〝簡単ゆで卵〟ライフ その①
まずは、料理のプロ4人が愛用しているという「卵穴開け器」をご紹介。ここでは、料理家・フードスタイリストの竹中紘子さん、料理家の今井亮さんがどのように使っているか教えてもらいました。
見つけたときの衝撃は忘れられません! 3代目は新顔の「黒」をチョイス
料理家・フードスタイリスト 竹中紘子さん
「卵の穴あけ器」モノトーンはSeriaで購入。「目玉焼き、玉子焼き、ゆで卵……撮影現場でも卵料理はいろいろつくりますが、なかでもゆで卵は、添えるだけで元気になる黄色と白の効果が出る優秀選手。この穴開け器で穴を開けてからつくるゆで卵は、つるんと殻がむけて失敗なくつくれ、もうなくてはならない存在です」
「以前は虫ピンで穴を開けていました。色もよく、ほかのキッチンツールと並べています」
\お好みの固さにゆでた卵でちょっとした一品をつくってもらいました/
お弁当にベストなゆで卵
冷蔵庫から出してすぐに穴を開けた卵を水 からゆでて11分。お弁当にぴったりな固すぎず軟らかすぎずのゆで卵に。
<Profile>大学時代からフードコーディネーターに師事し、卒業後に就職した出版社時代も料理家・フードスタイリストの活動を継続。2015年、独立。センスのいい料理、スタイリングで広告・雑誌など数々のメディアで活躍中。1児の母でもある。
卵ラバ ーの僕にはなくてはならない存在。先端削ってカスタマイズしています!
料理家 今井 亮さん
「たまごのプッチン穴あけ器」はDAISOで購入。「これはもう、"100円雑貨"の域を超える名品だと僕は思っています。ゆで卵の殻むきって本来繊細なこともあり時間がかかるんですが、これを使えば大量のゆで卵でもなんのその、とにかく早い! よく見たらひよこ形でした(笑)。これも愛がわいている理由かもしれません」
「常に切れ味よくしたくて、紙やすりでカスタマイズしています」。
\お好みの固さにゆでた卵でちょっとした一品をつくってもらいました/
鮭フライ たっぷりタルタルのせ
穴を開けた卵を熱湯に入れて12分ゆで、ざっくり刻んでマヨネーズを足しただけのタルタルソース。卵を存分に味わえるソースです!
<Profile>京都府出身。高校卒業後、京都市内の老舗中華店で修業を積み、東京へ。料理家の道へ進む。料理教室「亮飯店」を主宰。本格料理から家庭料理まで幅の広さが好評。新刊『美酒佳肴 中華つまみ』(成美堂出版)が好評発売中。
※掲載している商品は、現在購入できるものもありますが、すべて私物です。
Mart2020年11月号
「収納・料理・掃除・洗濯・知育 ぜーんぶ“はかどる100円雑貨”だけ!
Part2 食のプロの腕前をこれで完コピ!? 最優秀キッチンツール」より
撮影/相馬慎之介 取材・文/新里陽子 構成/富田夏子