自宅で過ごす時間が長いこの時期。せっかくの心地良い気候でもなかなか外で過ごすことができない今だからこそ、家の中を明るくする花を飾ってみるのはどうでしょう? そんなときにおすすめの北欧デザイナーによる瀬戸焼の花瓶をご紹介します。
こちらは、スウェーデン出身のマリアンヌ・ハルバーグさんという女性陶芸家のデザインによるもの。彼女ならではの立体感をそぎ落としたフォルムに、線だけで奥行を生み出しているのが特徴です。そして “マリアンヌブルー”と呼ばれる、彼女の作品に使われるこの色もトレードマーク。
彼女がマリアンヌ・ハルバーグさんです。
【1】花柄のかびん
「Flower Power」シリーズの第1弾の「花柄のかびん」。実家がお花屋さんだったこともあって、マリアンヌさんは花柄がお気に入りだそうで、彼女のアイコン的なデザインの一つです。紙に描いた絵をそのまま立体的にしたような独特のデザインが印象的です。花柄のかびん¥7,700(TONKACHI STORE)
【2】チェックのかびん
そしてもう一つ、彼女のデザインで外せないのがチェック。フランスの女優でギンガムチェックがお気に入りで知られる「ブリジット・バルドー」さんに憧れていたこともあって、マリアンヌさんもチェックが大好きなのだとか。こちらの「チェックのかびん」は、「Flower Power」シリーズの第2弾として販売されています。チェックのかびん¥7,700(TONKACHI STORE)
今回は瀬戸焼の窯元との共同制作による日本オリジナル作品。瀬戸焼は素朴な民芸品から高価な難しい染付けまで多くの技法や柄を取り入れることができるので、どんなスタイルも咀嚼し、つくり手の意向に溶け込むことができる万能な焼き物なのだそう。そんな瀬戸焼の技術を駆使して、マリアンヌさんの2大アイコン「花柄のかびん」と「チェックのかびん」が誕生したのです。
マリアンヌさんの花瓶の良さは、そのまま置いておいても“絵になる”こと。おこもり期間は時間がたっぷりありますが今後、子どもの学校や幼稚園が始まって仕事や家事、育児などで時間に追われてくると、花を飾るところまで気が回らない……万が一そんなことになっても、花瓶だけ玄関やリビングに飾っておくだけでオシャレな存在感があるので、インテリアに気を配っている感じがします。
余裕があるときは花を挿し、忙しいときはそのまま飾るという使い方なら気軽に楽しめそう。生花でも造花でも、この“かびん”がステキな世界観をつくってくれるのもいいですね。絵になる花瓶を使って、おこもり期間に彩りのある生活を楽しんでみては?
花柄のかびん/ちぇっくのかびん
サイズ:H168×W108×D45㎜
素材:半磁器(瀬戸焼)
価格:各¥7,700
オンラインサイトから購入可能です。
TONKACHI STORE https://shop.tonkachi.co.jp/
photo by TONKACHI ©MARIANNE HALLBERG
取材・文/岡部礼子
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