空間づくりが難しいと思ってしまうガーデニング。でも、庭もベランダもかわいい雑貨があれば大丈夫。テイストに合わせたアイテムを絡めると見た目もかわいくなって、雑貨を生かしたアレンジがかなうんです。今回は、専門家によるテイスト別のガーデニングアレンジとポイントをご紹介します。
アレンジしてくれたのは
she is matilda.フラワーコーディネーター 山下有世さん
生花店で15年の勤務経験後に独立。装花、制作、フラワースタイリングなどで数々の雑誌、CDジャケット、書籍、広告など幅広く活動。
https://matilda.base.shop/
狭いベランダの一角でもかわいいアウトドア風が完成
こちらは東京都在住の小林加代子さん宅のベランダ。コンクリートそのままの無機質なベランダを、ガーランドやランタンを使って、アウトドア風にアレンジして華やかな印象にチェンジ。「最近引っ越ししたばかり。ベランダガーデニングを楽しみたいと思っても何からやればいいのかわからない状態でした。小物使いで華やかになりますね」(小林さん)
アレンジのポイント①
穴のないプランターを使うときは、底に軽石を敷くと水はけがよくなります。生ごみ用のネットに入れれば出し入れも簡単。
アレンジのポイント②
土の表面を隠せて便利なのがガーデニングショップで買えるココヤシファイバー。100円ショップのパームマットをほぐして使ってもOK。
アレンジのポイント③
鉢を買いそろえるのは大変なので、買ってきた植物が入っていた容器のまま麻の布を巻いて麻紐で留めるだけでおしゃれに完成。
シャビー系雑貨で憧れの外国のガーデンみたいに
こちらは山下さん宅のお庭。錆びた台やわざと土で汚したレンガを使ってシャビー感を出しています。壁面と同色の木箱は向きを変えて重ねるだけでニュアンスが出ますよ。
アレンジのポイント①
外に棚を出したままにすると錆びるのを気にする方もいますが、逆にその錆もシャビー感がUPしておしゃれに見えるので気にせずOK。
アレンジのポイント②
底穴のないブリキ缶などを使う際、鉢と土の間に麻の布を敷けば大丈夫です。蒸れやブリキの劣化を抑えてくれます。
アレンジのポイント③
植物を地面に置くだけでなく、ハンギングで飾ると印象が変わります。2つ以上を段違いに配置すると動きが出ておすすめです。
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撮影/山下忠之 取材・文/岡部礼子 構成/タカノマイ(Mart編集部)
Mart2019年10月号
アウトドア風からリゾート風まで 小物で飾る「楽々ガーデニング」でベランダ&庭が別世界!より