日本の工芸をベースにした、機能的で美しい生活雑貨を展開している「中川政七商店」。家事の時間も楽しく、テレワークも快適にする今すぐ使える商品が揃っています。
中川政七商店 二重軍手の鍋つかみ
鉄瓶をつくる職人さんが軍手を二重にして作業をしているのをヒントに生まれた鍋つかみ。一枚で軍手を二枚重ねるのと変わらない機能をもたせるため、表側はホールガーメントでゆったりと、内側はパイル編み機でふっくら編み、熱が伝わりにくい構造になっています。
二重軍手の鍋つかみ 紺 ¥3,850(中川政七商店)
\バイヤーのおすすめPoint/
200℃ほどの鉄板ならこれ一枚でOK!
教えてくれたのは
中川政七商店 商品企画・デザイナー/杉浦葉子さん
以前はミトンタイプの鍋つかみを使っていましたが、滑るのが怖くて……。この5本指の鍋つかみは、熱々のオーブン食器もしっかり両手でキャッチできるので安心して食卓に運べます。
中川政七商店 塩壷・砂糖壷 常滑
焼き物の特性を生かしてつくった、ナチュラルな佇まいの塩壷と砂糖壷。塩は湿気によって固まる性質をがあるのですが、塩壷は陶器の特徴である吸水・放湿性を、粗い土を釉薬をかけず焼きしめることでさらに高め、塩が固まりにくい湿度が一定な状態を保つようになっています。
塩壷・砂糖壷 常滑 各¥2,860(中川政七商店)
砂糖をさらさらに保つ工夫
砂糖は乾燥で固まってしまう性質を持ちます。外側の質感はそのままに、内側にうわ薬を施すことで湿気を保つ仕様に。固まってしまった場合は蓋の裏に水を含ませると、湿気が保たれサラサラになります。
\バイヤーのおすすめPoint/
ついに出合えた! 出しっぱなしOKな調味料入れ
教えてくれたのは
中川政七商店 商品企画 ・デザイナー/杉浦葉子さん
「台所に出したままにしていても素敵な塩・砂糖入れをずっと探していました。フタも上にのせるだけなので料理中の手を煩わせず、主婦の強い味方です」丁寧に扱いたくなる適度な重さもしっくりきます。
大成紙器製作所 TUBE STAND大・小
紙の道具「紙器具(しきぐ)」を提案するブランド大成紙器製作所。 「紙器具」とは、紙が暮らしに寄り添う道具として考えられ、「伝える・収める・設える」を理念とすることでつくられていく新しい日用品です。プラスチックより温もりがあり、インテリアにしても落ち着く優しいカラー。
TUBE STAND 大ブラウン W20×D16.2×H4㎝ ¥1,100、小ブルー φ8×H8㎝ ¥825(中川政七商店)
組み合わせても使える!
\バイヤーのおすすめPoint/
ざらっとした紙の風合いが素敵
教えてくれたのは
中川政七商店商品企画・デザイナー/山口葉子さん
「紙製なので軽く、運ぶとき音が静かな点も気に入っています。小はペン立て、大は鍵入れにしています。少々雑に入れても滑り落ちたりすることもないので安心」。紙だからこそ使い方の可能性が広がる!
Mart2021年9月号 あの人気ショップバイヤーの太鼓判 “うちの名品”より
撮影/五十嵐 洋 取材・文/森岡陽子 編集/松田睦美 WEB構成/上原奈緒