Mart 10月号の表紙を飾っている篠原涼子さん。彼女が手に持っているブーケの制作を担当しているのが東京・千駄ヶ谷にあるVEINのオーナーフローリスト山口香織さん。
5種類の個性的でちょっとクセがあって…かわいい花
「今回のブーケは、花の曲線美が美しくてしっとりした雰囲気のカラー、ドライフラワーとしても楽しめるエキナセア、上品な淡桃色の細かなお花をつけるセアノサス、濃いピンクの小花が咲くシモツケ、鶏のトサカの形に似ているところから名前がついたケイトウ、そしてバラを使ってつくりました」
個性的でちょっとクセがありつつも、どこかかわいげのある花束は撮影現場でも好評。
「VEINは個性的な花、雑草と言われてもおかしくないような野性味のある花をセレクトすることが多いです。少しクセのある花がお好きな方におすすめです。花束のアレンジ以外にも、ウインドウディスプレイや展示会の装飾、空間演出などを手掛けています」
これからの季節に、山口さんがおすすめする花は秋桜(コスモス)だそう。
「9月の涼しくなり始めてきた頃から、一気にたくさんの種類の秋桜が出回ります。いまやピンク、赤、黄色、オレンジ、黒などたくさんの色や品種があり、華奢な姿も魅力的です。一種類の秋桜だけで束ねた花束もとても美しいですよ」
【SHOP DATA】
VEIN
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-27-8
http://www.themotthouse.tokyo/vein/
※花束の予算は¥3,000~(3日前までに注文)
撮影/榊原裕一(vale.)〈花〉 編集/小川まなぶ