読者の皆さんが増えすぎて困っている洋服。「何から捨てればいいのかわからない!」という人に、まずは残すべきものをプロに教えてもらいました。
スタイリスト・谷内 瞳さんメソッド
コーデに悩む人は「THE定番」だけ残して!
アラフォー女性向けのTHE・定番とは?
年齢とともに、まずは自分の絶対的「定番」を揃えましょう。合わせやすいこと、質感がちょっといいもの、体の線に合うこと、を意識して選んでみましょう。ここでは、実際にMart読者のクローゼットから、3つのテーマに合わせて選んでいきます。
教えてくれたのは…
スタイリスト・谷内 瞳さん
世界観ファッションディレクター。雑誌経験12年のファッションスタイリスト。つきぬけたい!女性起業家の為のアカデミー主宰。
①他と合わせやすく「3コーデ」つくれるもの
【Mart読者:木村香さんの悩み】
「カラフルなものが好きで、洋服単体を見て気に入ったものをついつい買ってしまい、結局どう合わせていいのか、着こなせずにいます」
【これを着回し!】
「トップスが体の線に沿ってタイトに決まるので、ボトムスはあえてエアリー感のあるスカートに。甘辛ミックスのバランスを楽しんで」(谷内さん)
②ブランド関係なくやや上質なもの
「着心地がよく、しっかりした素材のものは、やはり出番が多いですね。洗濯も丁寧にしたくなるほど愛着があるものを選びました」(木村さん)
【これを着回し!】ユニクロのボーダーTシャツ
「ベーシックなボーダーは日常使いはもちろん、カチッとしたコーデをカジュアルダウンさせたいときの『こなれ感』演出に使えますよ」(谷内さん)
③体の線に合うもの
「子どもと出かけるときいつも慌ただしく、かぶるだけのオーバーサイズのニットやワイドなパンツに頼りがちで、どうにかしたい!」(木村さん)
【これを着回し!】
「オーバーサイズで上下揃えると、全体が膨張した印象に。体の線に合ったトップスにして全体のバランスを取ったほうがきれい」(谷内さん)
クローゼットに残した「THE定番」アイテムを組み合わせてみました
①GUのジャケット+GUのニットトップス+母のお下がりプリーツロングスカート
「THE定番」としてシンプルなジャケット、ニット、シャツ、Tシャツはマストハブ。ボトムスで自在にカジュアルにもカチッとにも。「いつもはパンツを合わせてフォーマル使いでしたが、フレアスカートで程よくドレッシーに。女子会やママ友ランチにも使えそう」(木村さん)
②ユニクロのボーダーTシャツ+mysty womanのチュールスカート
シンプルで自分が着やすいと思う形や着心地のよい素材のものは、定番に入れて◎。トレンドや好みのものは、定番に足すイメージで。「しっかり厚手のボーダーTは部屋着にと思って買いましたが、女性らしいふんわりスカートに合わせるとお出かけにも全然使えますね」(木村さん)
撮影/平林直己 (BIEI) 取材・文/加藤文惠 構成/富田夏子
Mart2021年1月号
洋服・食器・コスメ 増えちゃったアレの「もの捨て基準」より