”洗濯乾燥機があると最強”これだけの理由

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あると便利な乾燥機。購入を迷っている方はぜひご一読を。洗濯王子こと中村さんは、単に乾かす使い方だけでなく「仕上げ機」としての使用もおすすめしています。


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単なる乾燥だけでなく衣類やタオルの〝仕上げ〞に

「たとえば、乾かしたニットを5〜10分乾燥機に入れるだけで、ふんわりとした手触りになりますし、家で洗濯したダウンジャケットも乾いたあとに乾燥機に入れることで、ダウンのふっくら感が復活します。また、そのまま乾かすとシワができやすいシャツは干す前に乾燥機を使って5〜10分回すことで、繊維がほぐれてシワが伸びるという効果も。あとは、寝る前に毛布を乾燥機に入れて温める、という冬ならではの使い方もあります。乾燥機を衣類やタオルの仕上げに使う場合はそこまで時間もかかりませんし、ほんのひと手間でアイロンよりきれいに仕上がるのがメリットです」(中村さん)

 

ふっくら感をキープするには乾かし方をひと工夫してみて

「ダウンジャケットは洗い方よりも乾燥の仕方がポイントです。やさしく手洗いしたあと形を整えて陰干しし、仕上げに10~20分乾燥機に入れるとダウンの膨らみが戻ります。濡れたまま乾燥機に入れると縮むこともあるのでご注意を」(中村さん)

 

乾燥機の選択基準は〝大きめの容量〞に尽きます

これから乾燥機の購入を検討している方は、容量と熱源をチェック。
「おすすめは容量が6〜7㎏でドラムの直径が大きめのタイプ。乾燥機の中でしっかり衣類が動き回るスペースをつくってあげることでシワが生まれにくくなり、ふっくらと仕上がるんです。また、ガスと電気の2種類がありますが、コインランドリーにも設置されているガス式のほうが高温の熱風が出るので、より短時間で乾かすことができるという違いがあります。ほかにも、乾燥機能がついたドラム式洗濯機も洗濯から乾燥まで1台で完結できるので、手間をかけたくない人には選択肢のひとつになると思います。ライフスタイルによって洗濯の形も変わるので、それに合わせて乾燥機を選んでください」(中村さん)

 

大きめサイズの乾燥機ならよりふっくらとした仕上がりに


「乾燥機はなるべく径やドラムが大きめのものを選びましょう。毛布などが入れやすいだけでなく、空間に余裕をつくることでシワができるのを防ぎます。洗うことに特化した縦型の洗濯機と乾燥機を併用するのもおすすめです」(中村さん)


《POINT》
1.乾燥機はアイロンに並ぶ「仕上げ機」と心得よ
乾燥機の温風が衣類に空気を含ませてくれるので、乾かしたあとに短時間使うだけでふわっと感が戻ります。

2.タオルのふんわり感は乾燥機がいちばん
温風で回転させることで、繊維がしっかり起き上がります。手触りよく仕上げたいなら、断然乾燥機!

3.乾燥機は大容量を選ぶのがベスト
中で衣類が大きく動き回れるスペースを確保するためには、なるべく容量の大きいものを選びましょう。


洗濯王子SELECTアイテム
アイロン不要!これ1台で乾燥とシワ伸ばしが完了
サンコーの「アイロンいら~ず2」

シャツ用のエアバッグ

シャツをセットするとこんな感じ

ズボンをセットするとこんな感じ

シャツ(M、Lサイズ)とズボン用の3種類のエアバッグが付属。濡れた状態で装着し 、シ ャ ツ 約 30分 、ジ ー ン ズ 約 100分で乾燥が完了。70~80℃の温風で生乾き臭のもとになる雑菌の繁殖も防ぎます。W 29.5×D16×H90㎝¥11,637(サンコー)

 

教えてくれたのは
〝洗濯王子〞こと中村祐一さん

1984年生まれ。長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」3代目。「洗濯でセカイを変える」という信念のもと、洗濯家として家庭に洗濯のノウハウを伝え続ける。2018年には洗濯が主役の住宅「センタクアトリエ」を開設。メディア出演も多数。

Mart2021 4月号\きっちり乾かす!/“冬の洗濯物問題” より

 

※記事中の商品は、本体価格で表記しています。2021年4月1日からは税込みの総額表示に変更になりますので、実際の価格は記事内表記に消費税を加算したものと、ご承知おきください。

イラスト/フジノマ(asterisk agency) 撮影/池田佳史(BOIL) 取材・文/丹下紋香 編集/小橋健太郎 WEB構成/上原奈緒

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