10年前に姿を消した「クレイジーライム」をご存知ですか?和・洋・中華・エスニックなど、様々な料理に合う万能調味料として知られる「クレイジーソルト」の仲間でしたが、約10年前に惜しまれつつ販売休止となっていました。それが2024年3月15日(金)、原材料の配合内容を見直して味わいも新たに復活しました。
エスニック料理にもぴったりのライムフレーバー
ハーブソルトやミックススパイスはそれだけで複雑な味わいと風味を出すことができるので、日常の料理やアウトドアなどでも人気です。そんな数ある調味料の中でも「クレイジーソルト」は和・洋・中華・エスニックなど、様々な料理に合う万能調味料として知られています。
「クレイジーライム」(¥745)は、今から約10年前に販売が休止され、幻のフレーバーとなっていました。再販を望む人の声はあったもののなかなか実現せず。それが今回、味わいも新たに復活しました。
以前発売されていたときは「クレイジーライムペッパー」という名前で、砂糖の甘さがやや強めのライム風味の味わいでした。
それが今回、キリッとしたライム本来の風味が際立つようにリニューアル。アボカドと合わせてワカモレにしたり、トマトジュースにプラスしたり、簡単にライム風味を楽しむことができます。
「クレイジー」シリーズには「クレイジーレモン」もあります。爽やかな酸味のレモンと、ほんのりした苦味と酸味のバランスのいいライムはそれぞれ味わいが異なりますが、相性のいい食材が似ているので、食べ比べてみるのも面白いですね。使い分けると料理の幅が広がります。
「クレイジーライム」は魚釣りから生まれた調味料
「クレイジーライム」が誕生したきっかけは、アメリカの商品発案者がカリブ海で釣った魚を岩塩やペッパーで味付けした後、現地の人に教わった生ライムを絞って食べたときの美味しさに感動したことから。「あの味を世界の人たちに食べて欲しい」と苦労を重ねて開発しました。だから、シーフードとの相性は抜群。カルパッチョや魚のグリルやフライなどにもぴったり。
野菜ならマリネやオイルやビネガーと合わせてドレッシング、生春巻き、フォーなどのエスニック料理にも活用できます。生のライムを買っても1個使い切れないということもありますよね。でも、「クレイジーライム」で手軽にライムの味をプラスできるのはうれしいですね。
焼いた鶏肉やから揚げを「クレイジーライム」で味付けたり、鶏のつくねも「クレイジーライム」を使うだけでいつもとは違った味に変身。チーズとの相性もいいのでクリームチーズとあえたディップやピザの味変に使うのもアリです。
「クレイジーライム」が再登場するタイミングで、実は大きな変化も。よく見ると紙製からプラスチックに容器が変わっているのがわかります。また、これまではスライドタイプの蓋でしたが、調理中に開けにくかったり、粉が付着しやすかったりするのが気になっていました。
それが新しい容器になったことで、サッと使える3つ穴とたっぷり使える半円型の穴になり、調理中でもかなり使いやすくなりました。「クレイジーライム」だけでなく、「クレイジーソルト」をはじめとする「ガーリック」、「ペッパー」、「レモン」、「バジル」、「岩塩」のすべてが順次、新しい容器に切り替わっていくそうです。
「クレイジーソルト」もさらに美味しくリニューアル
「クレイジーソルト」はそれだけで味が決まる万能調味料。1960年代にアメリカに住んでいたジェーンおばさんが岩塩やハーブなどをブレンドしてつくったそう。それをクリスマスに親族や近所の人にプレゼントしたことから大評判になり、食品メーカーから販売するまでに至ったそうです。誕生秘話を知らなかった人も多いですよね。ちなみに、パッケージはクリスマスギフトがきっかけだったことから赤と緑のクリスマスカラーになったとか。
「クレイジーソルト」は岩塩をベースに6種類のハーブやスパイスをブレンドしていますが、こちらも今回配合を見直しさらにリニューアル。具体的な配合などは企業秘密ということですが、今までの味わいは保ちつつ、より食材になじみやすい仕様になりました。
肉や魚、野菜などを炒めて「クレイジーソルト」や「クレイジーライム」で味付けるだけで、ガラッと味わいが変わります。手軽にアレンジできるのは忙しい食事づくりにも便利ですね。
「クレイジーライム」や「クレイジーソルト」はもちろん、シリーズをそろえて使い分けることで、いつもの料理がワンランクアップ。難しい味付けも1本で決まるので、料理の手間もかかりません。毎日の食事づくりのお助け調味料として試してみてはいかがですか。
日本緑茶センター:https://www.jp-greentea.co.jp/
取材・文/岡部礼子