クラフトビールとかクラフトコーラなど、最近頻繁に“クラフト〇〇” と聞きますが、「クラフトナンプラー」というものがあるのをご存じですか? つくり手の思いを感じるクラフト商品はトレンドでもあり、品質にもこだわりたい私にとってはワクワクする商品でもあります。今回ご紹介するクラフトナンプラー「The FISH SAUCE」はおなじみのタイのナンプラーとも日本の魚醤とも違っていて、普段の料理に気軽に使え、なんと鍋つゆにもなるんです。
原材料にこだわった「国産ナンプラー」
The FISH SAUCE ¥3,700クラフトナンプラー「The FISH SAUCE」は原材料はカタクチイワシ・食塩・米と極限にシンプル。もちろん国産。普段使いの調味料は原材料にこだわって選んでいるので、納得のいく商品です。肝心の味はと言うと、クセのない魚醬・うま味が強い・香りは生臭くなく洗練されています。タイのナンプラーはひと舐めするだけでアジアの香りがしてきますが、「The FISH SAUCE」は日本の海の塩辛さと豊かさを感じます。そしてこの見た目もユニークでオシャレですよね。高級ウイスキーのような佇まいは、飾っておきたいくらいなのです。(直射日光を避けて常温保存。開封後要冷蔵。)
とはいえ、“ナンプラー”と聞くと、使いこなせない…と思う方が大半かと思います。料理の仕事をしている私でさえタイのナンプラーはずっと冷蔵庫にありますから(笑)。それでもこの「The FISH SAUCE」はさすが国産クラフトナンプラー! 驚くほど普通に普段の調理に使えます。日本の風土で発酵しているから日本人の舌にも馴染むのではないでしょうか。
まずは「The FISH SAUCE」の特徴をふまえておこう!
・塩分が強く、普通の醤油よりしょっぱい。
・塩分が多いので、普通の醤油の7割量で使用する。
・加熱すると魚臭さが消え、うまみが強くなる。
・もちろん、非加熱でそのままでも美味しく使えます。
・色が強くでる。
これらの特徴を覚えれば、だし醤油のような感覚で使っていけると思います。
お鍋の鍋つゆにもなります【クラフトナンプラー寄せ鍋】
いわゆる寄せ鍋の鍋つゆに最適です。人工調味料不使用、無添加の天然調味料なので、食べ続けても食べ飽きません。シンプル イズ ベスト!シンプルながら奥深い味わいで、どんな具材とも相性抜群。具材から出るだしも相まって絶品のつゆになります。
【クラフトナンプラー寄せ鍋】
【材料4人分】
- 「The FISH SAUCE」…大さじ3
- 水…1.5リットル
(具材)
- 白菜…1/4球
- 大根…3㎝
- にんじん…3㎝
- 豆苗…1/2パック
- 椎茸…4個
- えのきだけ…1パック
- 白滝…1パック
- 餅入り巾着…6個
(鶏団子)
- 鶏ひき肉…400g
- 蓮根…3㎝くらい(100g)
- 片栗粉…大さじ1
- 塩…2つまみ
- お好みでポン酢と七味唐辛子
【つくり方】
- 野菜を切る。
- 鶏団子を作る。蓮根は粗目のみじん切りにし、よく練った鶏ひき肉に片栗粉と共に混ぜる。
- 土鍋に水と「The FISH SAUCE」を入れ、寄せ鍋つゆは出来上がり。
材料は野菜のほか鶏団子などお好みで。
土鍋に水と「The FISH SAUCE」を入れ、寄せ鍋つゆは出来上がり。
シメはうどんでも雑炊でもOK。
我が家では大好評で、「お腹がいっぱいなのに、食べたい気持ちが止まらない!」と嬉しい悲鳴が!。ポン酢や七味唐辛子の味変でエンドレス鍋です。〆はうどんでも雑炊でも。つゆは飲み干したくなる美味しさです。(ちなみに誰もナンプラーで作ったとは気がつかずでした。)
【詳しくはこちらから】
The FISH SAUCE
写真・文/滝野香織
滝野香織
管理栄養士