以前ご紹介した緑の缶に入った「ヴィーガン味覇(ウェイパァー)」。ペースト状調味料では世界で初めて「英国ヴィーガン協会」の認証を取得した話題の調味料です。既存の赤や青の味覇とは何が違うのでしょうか。フードスタイリストでもあるMartistの土肥愛子さんに実際に使ってもらいました。卵や肉を使わずともおいしくつくれる「ヴィーガン炒飯」のレシピもご紹介します。
4種類の味覇(ウェイパァー)の特徴は?
「味覇」は現在、赤のスタンダード、ゴールドのプレミアム、青の海鮮に続き、緑のヴィーガンという4種類が販売されています。
味覇(赤)
赤は鶏ガラや豚ガラを一からじっくりと炊き出したエキスを使い、これだけで料理に中華料理の要である旨みとコクを与えてくれる万能調味料。
プレミアム味覇(ゴールド)
ゴールドは赤の味覇に比べ、ポーク・チキンエキスを1.7倍に増量。野菜パウダーもふんだんに使用することで、肉の旨みや野菜の自然な甘みをUP。
海鮮味覇(青)
青は新鮮なえびのエキスをベースに、あさり、昆布、オイスターなどを合わせた魚介の旨みがたっぷり。
ヴィーガン味覇(緑)
そして、今回登場した緑は「英国ヴィーガン協会」認証。それぞれの特徴を生かして使い分けが楽しめるようになりました。
プロが実践!赤と緑で炒飯をつくってみた(ヴィーガン炒飯レシピ付き)
大定番!赤の味覇でつくる絶品炒飯
赤の味覇は野菜炒めや中華スープなど、いろいろなものに使えますが、定番の使い方として人気なのが炒飯。卵やチャーシュー、ねぎを使ったシンプルな炒飯も味覇を使うことでしっかりとした旨みのある味に。味付けは味覇だけで簡単に美味しい炒飯がつくれる、まさに便利な万能調味料。
緑の味覇だけで味がキマるか検証!
では、緑の味覇でも美味しい炒飯がつくれるのか?実際に土肥さんにつくってもらいました。
実際に食べてみると、肉や魚介のエキスがなく、具材も野菜だけということで、赤の味覇に比べると少しあっさりした印象はありますが、しっかりとコクもあり、十分満足感があります。野菜はレシピ通りでなくてもOK。冷蔵庫に残ったものを利用して、お手軽ヴィーガンメニューがつくれます。
実際に緑の味覇を使った土肥さんは、「赤や青の味覇に比べると塩味が抑えられた優しい味なので、スープや麺類の汁(うどんやにゅうめんなど)、リゾットなどにするとシンプルに美味しさが楽しめると思いました」とのこと。
肉・卵なしでもおいしいヴィーガン炒飯レシピ
材料(2人分)
- ごはん…茶碗2杯分(360g~400g)
- レタス…2~3枚
- しいたけ…2個
- 玉ねぎ…1/2個
- 黄パプリカ…1/4個
- ごま油…適量
- ヴィーガン味覇…15g
作り方
- レタスは小さめのひと口大に切り、椎茸・玉ねぎ・黄パプリカは粗めのみじん切りにしておく。
- フライパンにごま油を熱して玉ねぎを加えて炒め、透き通りはじめたら椎茸と黄パプリカを加えてさらに炒める。
- 火が通ったらレタスとヴィーガン味覇を加えサッと炒めて、さらにごはんを加えて炒め合わせたら火を止め、器に盛り付ける。
土肥さんは、「ご飯との相性もいいので、炊飯前のお米に溶かし入れて、刻んだ野菜とともに炊き込みご飯にしても美味しそうです」とも話していました。
また最近、スーパーでもよく見かけるようになった大豆ミートを使うときにもおすすめだそう。「大豆ミートを使ったヴィーガン仕様のメニューも、これをプラスすれば旨みが増して物足りなさが解消されると思うので、より美味しくなるのではと思います」(土肥さん)。
味覇を使い分けるだけでも、おうちの炒飯が幾通りにも変化するもが楽しいですよね。緑の味覇も使い方は赤や青と基本的には同じ。いろいろな料理に活用してみてはいかがですか。
公式HP:https://koukishoko.co.jp/weipa/
取材・文/岡部礼子