キャンプで燻製と聞くと、手間や時間がかかり大変…というイメージを持つ人も多いはず。我が家でも以前チャレンジしたことがありますが、手間をかけた割にできあがりはいまいちで、二度目はないと思った苦い経験があります…。そんな私が今回発見したのが、アウトドア通販メーカーのナチュラムと食品メーカーが共同開発した二種類の燻製調味料。早速いろいろな料理に使ってみました!
かけるだけで燻製味が楽しめます
食品メーカー「味の坊」とのコラボレーションで完成したナチュラムオリジナル燻製調味料。添加物など、余計なものは一切使用していません。(左から)薫る 燻製塩 40g¥700、薫る 燻製醤油 100ml \980
しょう油のうま味と燻製風味が融合した燻製醤油
燻製醤油は国産大豆と小麦、食塩のみを使用し、直接時間をかけてスモークしたというユニークな商品。燻製の香りがしっかりとしみ込んでいます。
しょう油ということで、まずは卵かけごはんにかけてみました。とろみのあるしょう油が卵とマッチ。いつもの卵かけごはんに燻製風味が加わることで、コクも加わりちょっと贅沢な気分になれる卵かけごはんにバージョンアップ。熱を加えないで食べる料理にも燻製味をつけられるのが新しいですよね。
次はキャンプの定番とも言える、カレーにトッピング。調理の過程で加えてもよし、我が家のように小さい子どものいる家庭では、このように好みでちょい足ししても燻製味を楽しめます。
燻製醤油が加わったカレーはいつもよりちょっと甘めでちょっと和風寄りの味。燻製味もカレーと融合するとほんのり香る程度なので食べやすく、小学生の子どもたちにも好評でした。キャンプの昼食などでも手軽に食べられて活躍するいつものレトルトカレーにも、ちょっと加えることでいつもと違った特別感が味わえます。
イチオシの燻製塩は大山桜のチップを使った本格派
日本を代表する大山桜のウッドチップで燻製した燻製塩。ふたを開けると、燻製の香りが一気に広がります。自分で燻製すると燻煙に鼻が慣れてしまい実際に燻製食材を食べても風味が薄く感じてしまうこともありますが、この調味料はアウトドアでもしっかりと燻製の風味が味わえるように、燻製の風味を濃くしています。
一番のおススメは生の食材にかけること。そのままでは刺身などに燻製風味をつけることはできませんが、燻製塩をかけることで、また違った楽しみ方ができます。
塩ということで、じゃがいもとの相性も抜群! じゃがバターもちょっと大人の風味でお酒も進みそうです。そのほか、ゆで卵やポテトサラダ、鶏ハムの下味にも! 下味として使用すれば、手間をかけずに一味違う燻製風味の料理も作れるので、いろいろ試してみたくなります。かけるだけではもちろんのこと、調理の過程で使えば料理のレパートリーも増えそうです。
どちらも40g、100mlと挑戦しやすいサイズ。マンネリしがちなキャンプでのメニューにも、気軽にチャレンジできる燻製味で新しい楽しみ方を見つけてみてはいががでしょうか。
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撮影/山下忠之 調理/土肥愛子 取材・文/西村絵津子