漢方薬剤師の大久保愛さんに教わる、スーパーの食材でつくるイージー薬膳。今回は、不眠が解消される「おすすめディナー」レシピをご紹介します。
不眠が解消されるおすすめディナーレシピ
●Appetizer:カキのオイル漬け カレー風味
【材料】
カキ…………………400g
カレーパウダー…小さじ1
オリーブオイル………適量
にんにく………………1片
塩 …………………… 少々
酒…………………小さじ1
ローリエ………………1 枚
赤とうがらし…………1本
【つくり方】
❶カキは洗って水けをふき、カレーパウダーをまぶす。
❷フライパンにオリーブオイル大さじ1とスライスしたにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら、①、塩、酒を入れて強火にして火を通す。
❸保存容器に②を移し、ローリエや赤とうがらしなどのハーブをお好みで加え、全体が浸るくらいのオリーブオイルを入れて、一晩漬けたら完成。
※冷蔵庫で約10日間保存可能
●Main dish:サバのトルティージャ
【材料】
玉ねぎ………………………………1/2個
じゃがいも……………………………1 個
パプリカ(赤)………………………1/2個
サバ缶…………………………………1缶
卵………………………………………2個
オリーブオイル…………………大さじ1
【つくり方】
❶玉ねぎはみじん切り、じゃがいもとパプリカは約1㎝角に切る。
❷ボウルにサバ缶を汁ごと入れてほぐし、溶き卵を加えてよく混ぜる。
❸フライパン全体にクッキングシートを敷き、その上にオリーブオイルを引いて、玉ねぎとじゃがいもを炒める。
❹パプリカを加え、②を流し込んだら軽く混ぜ、ふたをして10分ほど蒸し焼きにする。
❺卵が固まったら、クッキングシートごと取り出して完成。
教えてくれたのは……
大久保 愛さん
「不眠は亜鉛不足が原因なことも。亜鉛含有量がダントツに多いカキは積極的にとりたい食材です。また、脳の大半は脂でできているので、サバに含まれる良質なオメガ3をとることで脳を修復し、深い睡眠へと導いてくれます。」
薬剤師、国際中医師、国際中医美容師。漢方カウンセラーとして年間2000人以上の悩みに応えた実績をもつ。近著に五感と食薬を融合した『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』 (KADOKAWA・¥1,500)が発売中。
Mart2020年10月号
スーパーの食材で「イージー薬膳」はじめよう! より
撮影/長谷川 潤 フードスタイリング/佐々木のぞ美 取材・文/森本奈穂子 構成/富田夏子
※掲載したレシピはすべて2人分です。