カリカリの軽い食感とじゅわ~っと広がるタレのうまみ。思わず「もうひとつ!」と言いたくなるのが、きじまさん流のかき揚げ。その秘密は、衣のつくり方にあるようです。
きじまりゅうたさん
月曜夜(22時~)に不定期開催のMart編集部とのコラボインスタライブも大好評! 料理家一家の三代目。楽しくわかりやすいトークとオリジナリティある料理に定評あり! 雑誌やテレビ、ウェブなどで活躍中。お店のガッツリランチも大好き。
※次回のインスタライブは8月31日(月)22時~、ゴーヤーチャンプルーをやります!
「お店みたいなごはん」とは?
定食屋、ラーメン屋、喫茶店など、旦那さんが日頃よく食べている「あの味」を、きじまりゅうたさんが徹底分析! 簡単につくれて家族受けがいい味を伝授してくれます。
お店みたいな「かき揚げ丼」のレシピ
今月の「お店っぽい!」ポイント:カリっとした揚げ加減
全体のポイント:冷めてもカリっと軽めに仕上げるのがきじま流
●かき揚げ丼
【材料(2 人分)】
むきえび…50g、玉ねぎ…1/4個、糸三つ葉…1株 焼海苔…1/2枚、小麦粉…10g、紅生姜…適宜、揚げ油…適量、ごま油…50㎖
A 麺つゆ(3倍)…大さじ4、砂糖…大さじ1、しょうゆ…大さじ1/2
B 卵黄…1個分、冷水…60㎖
C 小麦粉…40g、片栗粉…10g
【つくり方】
【1】具材の準備
①玉ねぎは1.5㎝角に、三つ葉は1.5㎝幅に切る。むきえびは1.5㎝幅に切る。
②小さめのボウルに具材を入れて、小麦粉を大さじ2を加えて混ぜる。切った具材に小麦粉をまぶすことで、揚げた時にバラバラになるのを防ぎます
【2】タレと油の準備
①小さいフライパンにAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止め、タレをつくる。出汁の入った麺つゆに調味料を加え、風味をアップさせる濃い味付けに。
②深めのフライパンに揚げ油を3㎝の深さまで入れる。ごま油を加え、170℃程度に温める。できれば口径の広い鍋を使うと揚げやすい。ごま油をプラスして風味アップも。
【3】衣をつくる
①大きめのボウルにBを混ぜる。ざるをのせて、Cを入れて振り入れる。片栗粉を入れる理由は、より固めにサクッと揚げるため。
②箸で大きくかき混ぜて、ダマが残る程度に混ぜる。
混ぜすぎNG!
③具材を入れてざっくり混ぜる。カラっと軽い衣をつくるには、混ぜすぎず、冷たい水を使うのがポイント。
【4】揚げる
①大きめのスプーンなどに油をくぐらせ、具材の1/4量をのせる。フライパンの縁にスプーンをあて、形作りながら油に放つ。
②途中、箸でやさしく広げ、固まり始めたら数か所穴をあける。途中で裏返してカリっとするまで揚げる。
③焼き海苔は4等分に切り、ボウルに残った衣を絡め、揚げ油にすべらせるように入れ、カリっとするまで揚げる。
きじま家の揚げもの
「我が家では、天ぷら作りで残った生地と具材を使ってかき揚げを作るのが定番。自由に楽しめるのが、かき揚げのいいところです」
月曜夜21時~(ときどき22時~)
不定期でコラボインスタライブやってます!
きじまさんの愛あふれるツッコミを受け、担当編集が自宅のキッチンで美味しいきじまレシピを再現! もはや深夜ラジオののりなので、雑談多めのゆるいライブですが、的確な料理ポイントもしっかり学べます。Martインスタグラムアカウント(mart.magazine)をフォローしてお楽しみください!
調理/きじまりゅうた 撮影/北川鉄雄 スタイリング/鮓本美保子 構成/富田夏子
Mart2020年8月号
週末の料理で褒められたいお父さんへ
きじまりゅうたのパパのごはんは「まるでお店みたい」Vol.27「かき揚げ丼」より