お弁当おかずの“エース格”ともいえる豚のしょうが焼きですが、唯一のネックはその彩り。肉料理に共通の「茶色い」宿命を背負っています。であれば色ではなく盛り付けで華やかにできないか?人気の「のっけ弁」がキーワードです。
第4回は「豚のしょうが焼き」と「きんぴらごぼう」。食欲をそそるのっけ弁にアレンジ!
「残り物?」なんて気づかれません! 「混ぜる」ひと手間をプラスするだけでマンネリから脱出できます。茶色いお肉も、これならむしろ豪華に見せてくれます。
詰め方のポイントはこちら!
1.きんぴらごぼうは、細かく刻みます。「時間がないときなどはそのまま混ぜてもいいですが、刻んだほうが味もなじむし食べやすいですよ」
2.温かいご飯に刻んだきんぴらごぼうを混ぜます。真っ白なご飯よりも、ごぼうやにんじんの色味が入り、味もついて満足感のあるご飯にチェンジ。
3.おかずを広げてのせるには、レクタングルが最適。混ぜご飯を敷き詰めます。「シンプルなのっけ弁なので、材料がなくてもできちゃいます」
4.刻んだ青じそを全面に広げます。特に周囲にのせていくと、出来上がりに緑が見えるように。「彩りと風味が増すのでぜひ入れてもらいたいです」
5.最後に豚のしょうが焼きを真ん中にのせます。「簡単混ぜご飯の上にのせただけなのに、写真を撮りたくなっちゃう見栄えに変身しました!」
基本的には男子弁当向きのテクニックですが、かわいい弁当箱に詰めれば、女子ウケもしそうなビジュアルに!
教えてくれたのは…
鮓本美保子さん
Martで活躍中のフードコーディネーター。2人のお子さんのママでもあり、お弁当づくりも慣れたもの。「お弁当にも流行があるので、難しく考えずに取り入れてみて。ランチタイムが楽しくなるように変身させました!」
撮影/小林愛香 取材/澁谷真里
「簡単&おしゃれ!Mart ココポットでお弁当BOOK」より
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