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【SNSで話題の料理リレー・田内しょうこさんのレシピ】ずぼら発想で生まれた「絶品チキントマトピラフ」

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料理研究家の脇 雅世さんが発起人となり、今や4000以上のレシピにバトンがつながった、SNSで話題の「料理リレー」。今回はその思いに賛同しバトンを受け取った料理研究家のおひとり、田内しょうこさんにお話を伺いました。

田内しょうこさんのバトンは、ずぼら万歳!田内家定番の「チキントマトピラフ」

メインの食材は、冷蔵庫によくある「鶏もも肉」と「ミニトマト」。作り方も簡単で、見た目も可愛いのがうれしい! しかもこの料理、フライパンでも作れるのだそう。「もともとこの料理が生まれたのは、わたしの横着さからなんです(笑)。生の鶏肉を切り分けるのが面倒で(手に肉の脂がつくのが、実はかなり嫌いです……)、加熱した肉を切り分けるほうが生肉を切るよりはよっぽどラクじゃないかと。しかもすぐに調理できるし、と思いついたのが始まりで、ずぼらな発想が生んだ時短料理です」と、田内さん。切ってから調理するよりも仕上がりの見た目も華やかで、ご家族にも喜ばれる仕上がりになったそう。「以来、わが家の定番に。ホームパーティや子供たちの友達が集まるときにもよく作っていますよ」。

「生活の根源は食にある」という基本的なことをみんなでシェアできて嬉しい

田内さんも自粛生活が始まってからというもの、「何かおうちでの楽しみ方を提案したい!」という思いがあり、自分で料理やお菓子を作ってSNSにあげていたそう。「でも、どうしても個人だとばらばらの発信にしかならないなと迷っていたとき、今回の素晴らしい企画にお声がけいただきました。とても光栄でした」とのこと。

参加した当初は数十人のコミュニティだったものが、次第にその数が増え、今では数千から万に近い数の方が参加している様子に、点が線に、線が面にと、どんどん広がっていくところを参加しながら目の当たりにできたことも嬉しかったそう。「生活の根源は食にあるという基本的なことをみんなでシェアできたことも、いつもと違う空気が流れる今だからこそ、ほっとできる要素になってくれたら」という思いを語ってくださいました。

田内先生の「チキントマトピラフ」のレシピをご紹介

材料(3~4人分)
鶏もも肉……1枚、ミニトマト……1パック、米……3合、顆粒コンソメ……小さじ1、塩……適量、こしょう……適量、タイム(あれば)

作り方
鶏もも肉は半分に切り、強めに塩をふる。フライパンでオリーブオイルを熱し、皮目にしっかり焼き色をつける。焼くのは皮面だけでOK。

ここでワンポイント!
◆鶏の皮目をしっかり焼き色がつくまで焼くこと。焼き方が弱いと鶏肉の皮がふにゃっとした仕上がりに……。
◆塩は強めにふり、鶏にしっかりと塩味をつけること。鶏肉の塩が弱いと、全体の味がぼやけた印象になってしまいます。

鍋に研いだ米を入れて少なめに水加減し(3合で450mlくらい)、コンソメを加える。中央に焼いた鶏肉をのせ、まわりに半切りにしたミニトマトを並べる。あればタイムものせる。

ここでワンポイント!
◆トマトはミニトマトが見た目も可愛く仕上がりますが、普通のトマトを切ってもOK。
◆コンソメは入れても入れなくても。
◆タイムも入れても入れなくても、他のハーブに代えてもOK!

フタをして強火にかけ、蒸気が出たら弱火にして13分炊く。火を止めて10分蒸らす。

チキンを切り分け、全体を混ぜる。塩こしょうで味をととのえる。 ※2合の場合には、水は300mlくらいでお試しを。
ここでワンポイント!
◆お好みによっては、鶏肉は切らずに皿に盛り、横にトマトライスを添える形でサーブすると、ごちそう感が増します。
◆仕上げに、粗挽き黒こしょう、レモンをかけるとさらに美味しいです。タバスコなどの唐辛子ソースをかけるのもおすすめですよ。

「2歳半のお子さんがいるお隣さんが今日、お庭でピクニックランチをしていて、とても楽しそうでした。ピクニック風、キャンプ風などはおうちでも楽しみやすいですよね! わたしも子どもたちが小さい頃、病欠した日にはお弁当箱でピクニックにしたり、家用テントを広げて中でお昼ごはんを食べたりしたことを思い出しました」と、田内さん。このレシピは、キャンプにもおすすめの一品とか。おうちでキャンプ気分で、是非作ってみたいですね。

料理研究家・脇 雅世先生から始まった「料理リレー」

SNSで広がり、今や4000以上のレシピまでつながった料理リレー。料理研究家の脇 雅世さんが「料理家として、今おうちで過ごす人たちに何かしたい!」とSNSで発信したプロジェクト。家にある手軽な材料で簡単に作れる一品を、それぞれが思いを込めてバトンをつないでいくというもの。

取材・文/加藤文惠

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