料理研究家の脇 雅世さんが発起人となり、今や4000以上のレシピにバトンがつながった、SNSで話題の「料理リレー」。今回は、その思いに賛同しバトンを受け取った料理研究家のおひとり、きじまりゅうたさんにお話を伺いました。
きじまりゅうたさんのバトンは、常にストックしている「秘伝のミートソース」
「我が家では、基本的にいつも作ってストックしているミートソース。市販のパスタソースは売り切れも多いようですが、自分で作るとやっぱり旨いっすよ!!」と、きじまさん。
「料理を楽しもう!」という感覚を共有したいとバトンをつないで
バトンが来たときのことを伺うと、「世の中が大変な今、料理家としてなにかできないか考えていたところ、脇先生にお声がけいただき、ぜひとも!と参加させていただきました」と、きじまさん。ご自身も自粛生活の中で、日々のごはん作りや美味しいものが食べられることを改めて楽しいと感じ、「料理が好きで良かった!」と再認識されたそう。「自炊することがこれまで以上に身近になった人も多いなか、困っている人から普段から料理が好きな方まで、皆で『料理を楽しもう!』という感覚を共有できればと思います」。少しでもそんな人たちの力になりたいとの思いからバトンを受け取ったきじまさん。きじま家に伝わるレシピを、皆さんと共有したようです。
きじま先生の「秘伝のミートソース」レシピをご紹介
材料(作りやすい量:4〜5人分)
合いびき肉……200g、ニンニク……2片、玉ねぎ……1/2個、トマトカット缶……1缶、ローリエ……1枚、オリーブオイル……大さじ2、スパゲティ……適量
A 塩……小さじ1、粗挽き黒こしょう……少々
B 粉チーズ……適宜、タバスコ……適宜
作り方
①ニンニクと玉ねぎをみじん切りにする。
②厚手の小鍋に、ニンニクとオイルをいれて火にかける。
③油が熱くなって香りが立ってきたら、玉ねぎをいれて、油であげるように、混ぜすぎないように、薄く色づくまで焼き炒める。
④ひき肉を加えて焼き付けるように炒め、肉から透明な油がでたらトマト缶を加える。
⑤ローリエとAを加えて時々かき混ぜながら、汁気が少なくなるまで煮詰めてミートソースを作る。
⑥塩(適量)を入れた熱湯でスパゲティを茹でる。
⑦フライパンでミートソース(適量)を温め、スパゲティの茹で汁を少し足してゆるめる。
⑧スパゲティをフライパンに加えて軽く炒め合わせ、器に盛る。好みでBをかける。ミートソースは多めにできるので冷凍してもOK!
野菜も肉も焼き付け、ソースがいっそうおいしくなる作り方をしているのがポイント。おうちごはんを楽しむべく、是非皆さんも作ってみてはいかがでしょうか。
5/4(月)21時~
きじまりゅうたさんの「お料理インスタライブ」もお見逃しなく!
発売中のMart6・7月合併号の特集「きじまりゅうたの味変メソッド」より、鶏つくねの味変レシピをライブします。きじまさんが、編集部員にリモート指導! マンネリ化しがちなメニューを、美味しく変えるアイデアを教えていただきます。Mart公式アカウント@mart.magazine にて、5/4(月)21時~、ぜひこちらもお楽しみに!
料理研究家・脇 雅世先生から始まった「料理リレー」
SNSで広がり、今や4000以上のレシピまでつながった料理リレー。料理研究家の脇 雅世さんが「料理家として、今おうちで過ごす人たちに何かしたい!」とSNSで発信したプロジェクト。家にある手軽な材料で簡単に作れる一品を、それぞれが思いを込めてバトンをつないでいくというもの。
取材・文/加藤文惠
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