おせちをきれいに詰めるにはルールがあります。基本を知っていれば簡単。今回は「お重」を見栄えをよくするコツを伝授!
【「おせち」は見た目が勝負!】盛りつけの基本と対策~プレート編~はこちら
教えてくれたのは
管理栄養士 加藤彩子さん
使いやすいお重とは?
・深さが4cm以上
・形は正方形
・仕切りがついている
・行楽弁当にも活用できる
編集部セレクト!
中段、下段には9分割の仕切り付き、上段には3分割の仕切りがついています。18cmオードブル重 三段 ホワイト(W18×D18×H16.7cm)¥4,000(正和)
下段に9分割の仕切りがつき、上段には3分割の仕切りが。和もよう 18cmオードブル重 和紋(二段)(W18×D18×H10.5cm)¥3,500(正和)
きれいに見せられる!盛りつけの基本と秘訣
田の字詰め
一段を4分割した詰め方。おせちの品数は奇数が基本。田の字にする場合、下半分を3品に。
ポイント
紅白なますや栗きんとんのような汁気が出るおせちは、仕切りのある升に詰めます。
下半分に3品を詰めるので、形が変えられないものから入れて、のし鶏で調整します。
お重の残りの幅を楊枝などで測り、のし鶏を切ります。詰めるときは互い違いに入れて。
市松詰め
料理の品数が多いときには市松詰めを。市松模様にぴったりと詰めていきます。
ポイント
八幡巻は長めにつくっておき、お重の深さを測ってから切って調節して詰めます。
のし鶏は仕切りに合わせて扇形に切ります。詰めるときに互い違いに入れるとぴったり。
かまぼこが小さくてお重の深さと合わないときは、かまぼこで上げ底をして詰めるときれい。
仕切りなしのお重なら……
升やココットを中心に置くと詰めやすくなります
濃いめの釉薬を使い、内側にはうっすらと梅柄の下絵が施されています。梅紋角ニ段重(W16.3×D16.3×H12.1cm)¥6,400(スタジオ エム)
角小鉢 粉引(φ5.2×H3.5cm)¥100(NATURAL KITCHEN)
① 真ん中に仕切り役の小鉢を入れ、汁気のあるおせちを詰める場所におかずカップを。
② かまぼこなど形が定まったものから先に詰めて。
③ 紅白なます、栗きんとんなどを最後に。カップを隠すように、縁までしっかり盛ります。カップを最後に押さえるなどして隠して。
完成!
※掲載商品は取材時点のものであり、現在取り扱っていない場合があります。サイズは一部編集部調べです。
撮影/楠 聖子 フードコーディネート/加藤彩子 取材・文・スタイリング/湊谷明子 構成/Mart編集部
Mart2020年1月号
日本の伝統も教えたい!子どもが食べやすい洋風にアレンジ 今年は手づくり!「クイックおせち」講座 より