連日大行列で今話題の人気ベーカリー『アマムダコタン』をご存じでしょうか? 福岡では言わずと知れた大人気ベーカリーで、マリトッツオの火付け役としてその名が全国に知れ渡りました。その県外第1号店が昨年10月に表参道にオープンしました。オープン以来、今でも店内に入るために2時間、3時間待ちは当たり前、パンを買いたくても困難なほど超人気のベーカリーです。
人気の秘密はドライフラワーやアンティーク家具が並ぶパン屋さんとは思えないお洒落な店内、バラエティに富んだパンのラインナップ。常時130~140種類ものパンが並び、パンに使用するソースや具材の9割以上が自家製というから驚きです。最近では、中目黒にドーナツ専門店「I’m donut?」がオープン、今までに体験したことがない食感が話題になっています。
今回は、この大人気ベーカリー「アマムダコタン」と”ホームベーカリーの魔術師”の八代恵美子さんがコラボし、「フランス食パン」を使ってつくった「イタリアン惣菜パン」をご紹介します。
前回、アマムダコタン名物のフレンチトーストのためのブリオッシュ食パンをご紹介しましたが、『MartホームベーカリーBOOK』ではもう1つ、アレンジの応用が利くパンとして八代さんが焼き上げた食パンが「フランス食パン」。
皮はサクッ、パリッ、中はもっちり!強力粉と薄力粉の配合で焼く本場もびっくりの本格フランスパン
本来、フランスパンは準強力粉と言われるリスドォールやフランスなどを用いて焼くことが多いのですが、今回は手軽に焼いていただけるようにおうちにある強力粉と薄力粉で仕上げました。
強力粉の一部を薄力粉に置き換えることで、専用粉でなくてもフランスパン独特の食感と味わいに近づけることができます。薄力粉を混ぜるとよりさっくり軽い仕上がりになります。
しっかりした食感にした時には1:1を目安に混ぜ合わせて焼いてみてください。
フランス食パン
【材料(1斤分)】
- 強力粉…250g
- 薄力粉…20g
- 塩…5g
- 砂糖…4g
- 水…208g
- 食塩不使用バター…10g
- ドライイースト…2.2g
【つくり方】
- パンケースに全ての材料を入れて、ホームベーカリー本体にセットする。
- メニュー:食パン、焼き色:標準を選択して、スタートボタンを押す。
- 焼き上がりのブザーがなったら、パンケースを取り出し、2〜3分置いて、パンケースの側面を叩き、横にして振りながらパンを取り出す。
「フランスパン風食パン」でつくるイタリアン惣菜パン
イタリアンのシェフである「アマムダコタン」の平子さんのパンへの発想はもはやパンを超えた、一品の料理です。今回、『MartホームベーカリーBOOK』で披露してくれた2つのパンは「パンコントマテ」と「パッパポモドーロのオムレツ」。
「パンコントマテ」
「パッパポモドーロのオムレツ」
「アマムダコタン」の平子シェフ。
パンにのせるだけ、卵に包むだけでこんなに美味しくなるなんて!感動ものです♡
詳しいレシピは絶賛発売中のMartホームベーカリーBOOKに掲載しています。今はパンを購入することがなかなか難しいアマムダコタンではありますが、まずはこの感動の味わいをおうちで楽しんでみるのはいかがでしょうか?
監修/八代恵美子