【Mart読者のお弁当を劇的添削ビフォーアフター②】おかずカップの使い過ぎに注意

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Mart読者に聞いたお弁当の悩みで多かったのが、「ワンパターンでマンネリ」「うまく詰められない」の2つ。この二大悩みを解決するべく、〝盛りつけ師〞として活躍するもりたとしこ先生が、読者の実際のお弁当を劇的添削。ビフォーアフターで上手な詰め方を解説します。


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≪お悩み読者≫
金子小百合さん(44歳)神奈川県川崎市在住
高校生の娘2人のママ。仕事をしながら毎日2人分のお弁当をつくっている。「管理栄養士の資格を持っているため、おかずの栄養バランスは気にしています」

【高校生の娘のお弁当】
ご飯にふりかけとごま昆布。おかずは、鶏の照り焼き、にんじんのたらこ炒め、ブロッコリーとベーコンときのこのペペロンチーノ風炒めもの、玉子焼き。

【お悩み】おかずカップに頼りすぎています

味やたれが混ざりそうで、ついついおかずカップに入れてしまうんですが、カップを使わなくても上手に詰められる方法を知りたいです。また、娘はミニトマトが嫌いなので、いつも赤の彩りが足りなくて困っています。

おかずカップを多用しすぎると逆にすきまが!
仕切りを工夫してみよう

【ここを変えたい!】
・斜めのラインを意識してふりかけをかける
・レタスを仕切りに
・玉子焼きは斜めに切って立体感アップ
・青ねぎや白ごまをアクセントに
・足りない赤は炒めものにパプリカをプラス

【アドバイス】
多すぎるおかずカップは、すきまを目立たせる原因になるし、意外に食べにくいものです。味つけが大きく違わないものはそのまま隣に並べてしまいましょう。汁ものなどどうしても使いたいところだけカップを使って、ほかはレタスや大葉など野菜を仕切りにするのがおすすめです。

●POINT:味移り防止にレタスを仕切りに

大きめのレタスで鶏肉を包むように仕切りにし、玉子焼きでしっかり押さえました。照り焼きとの味移り防止に、たらこ炒めだけ透明カップに入れて、炒めものはそのまま詰めました。

●おかずカップは白と透明が基本。また具材にない色を選ぶのも◎

無色のものがいちばん使いやすいですが、あえて和柄や青、ピンクなどおかずにない色を取り入れるのも上級テクニック。銀色のアルミホイルは見た目的に避けたほうがいいです。

【教えてくれたのは 】
もりたとしこさん


盛りつけ師、料理家。料理本や商品パッケージの撮影スタイリングをはじめ、レシピ提供など幅広く活動。給食事業者や社員食堂、飲食店向けの盛りつけセミナーを開催。

Mart 2021年5月号 別冊付録「詰め方だけで!映え弁入門」より

撮影/高橋ノボル 調理・監修/もりたとしこ フードスタイリング/佐々木のぞ美 取材・文/富田夏子 編集/永島 大

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