ご飯のおともとして、人気上位にランクインする明太子。最近では、ゆずや昆布などの和テイストだけでなく、チーズやバジルなど洋風アレンジしたものを見かけることも。いろいろな種類が増えて選択肢が広がることは、明太子好きにはうれしいですよね。そんな明太子好きの次なるステップは“手づくり”。おうちで簡単にいろいろな味が楽しめる「手作り明太子キット」なるものが販売されたのでご紹介します。
明太子の本場・福岡県のメーカーが発売
明太子は福岡名物として全国的に知られていて、福岡県内には多数の専門店や専門メーカーが存在します。もちろん、福岡に行かなくてもお取り寄せができたり、スーパーマーケットやコンビニでも購入ができるので、ご飯のおともの定番として幅広い年齢層に支持されています。
ところで、みなさんは「明太子」のこと、どのぐらいご存知ですか。明太子はスケトウダラの卵(魚卵)を、唐辛子をベースに調味料を配合した調味液に漬け込んだもの。魚卵の質は明太子の味にも大きく影響するそう。調味液は各メーカーによって配合が異なり、例えば、今回「手作り明太子キット」(税込¥2,052)を販売した山口油屋福太郎では、個体差のある魚卵に合わせて調味液を複数つくっているそう。そうして厳選した魚卵を独自の調味液に漬けて明太子が完成します。
さっそく“おうち明太子”にチャレンジしてみました
そんな手間暇のかかる明太子と、いろいろなトッピングを組み合わせて自分だけのオリジナルアレンジが楽しめるのが「手作り明太子キット」。さっそく試してみることに。セットには、明太子(180g)とかつおベースの調味液、トッピング用の七味唐辛子、切り昆布、赤ゆずごしょうが入っています。
つくり方はとっても簡単で、明太子に調味液を加え、お好みのトッピングをすればOK。自分好みの“明太子”がつくれます。
まずは、袋に入っている明太子を袋の上から優しくほぐします。この明太子は福太郎の明太子の定番、「好味めんたいこ」(無着色)で、そのまま食べてもおいしいので、“アレンジ”も安心してトライできます。
付属の調味液を袋に注ぎ、冷蔵庫で30分寝かせます。急いでいるときはすぐにトッピングをしてもOKなのですが、寝かせたほうが味がよくなじむのだとか。
30分経ったら、お皿に取り出し、お好みでトッピングしていきます。明太子が3本(明太子の本数は商品によって異なる場合があります)あるので、七味唐辛子、切り昆布、赤ゆずごしょうをそれぞれトッピングしてみました。七味唐辛子×切り昆布など、2種トッピングもOK。
完成したところ。
ほかにも、小さく切ってカリカリに炒めたベーコン×粉チーズで洋風アレンジや、ごま油をプラスしたり、ワサビをのせたり自宅にあるものでアレンジも楽しめます。今が旬の山椒や、ねり梅、ジェノベーゼなども試してみたいと、可能性と夢(?)が広がる「手作り明太子キット」。夫婦の晩酌用にこっそり仕込んでみたり、パパへのサプライズとして子どもと一緒につくったり、簡単なのでつくる工程も楽しめるのがキットのいいところ。ぜひ、“おうち明太子”に挑戦してみてください。
撮影・文/岡部礼子