静岡県発「ニチフリ」ご当地ふりかけの地元流の楽しみ方

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炊きたてご飯に外せないのがふりかけ。静岡県には親子3世代にわたって県民から愛され続けているふりかけがあります。静岡県静岡市にあるニチフリ食品株式会社の「おかか」「あじよせ」「のりたまご」の3種類は、県内のスーパーのふりかけコーナーには必ずといっていいほど顔をそろえていて、リーズナブルな価格なのに美味しいとファンが多いんです。

左から、おかか(20g)、あじよせ(26g)、のりたまご(30g) 各¥115

60年以上の歴史を持つロングセラーの「おかか」


主な原料となるかつお節を厳選して仕入れるところからこだわっている「おかか」。蒸し方や削り方も目利きの職人がフレッシュさを大切にして製造しているのだとか。ご飯と一緒に食べると、かつおの風味がガツンと感じられるのは、香り高いかつお節の芯の部分を使用しているからだそう。かつおのパリパリ食感を生かしてマヨネーズと混ぜてディップソースにしたり、冷やご飯やチャーハンにかけるのもおすすめです!

 ほうれん草の「おかか」和えに


ごまが入っているから、ゆでた葉物野菜にかけるだけで手軽にごま和えもできちゃいます!野菜の水気と「おかか」のうまみが混じりあい、ほかの調味料を入れなくても味が決まります。

 おかずがなくてもこれさえあればいい!「あじよせ」


発売から52年と、「おかか」と並ぶロングセラーの「あじよせ」。甘じょっぱさのなかに、海の香りを感じるのはあおさがコーティングされた味付けごまが入っているから。そこにしょうゆで味付けしたマグロとたまご顆粒が絶妙なバランスで入っていて、あと引くうまさ!

私の祖母が愛食していたこともあり、幼い頃から朝の食卓にはいつも「あじよせ」がありました。温かいお味噌汁と「あじよせ」があれば、食欲のない朝でもご飯が美味しく食べられます。

最後の最後まで甘くて大粒!大人気の「のりたまご」


市販されているふりかけの中でも、老若男女に根強い人気があるのがのりとたまごの組み合わせ。ニチフリ食品株式会社では、1959年に和菓子にヒントを得て、業界初のたまごの顆粒化に成功したことが開発の始まりだったそう。「のりたまご」はなんといってもたまごの粒が大きいことが特徴。ふりかけは残り少なくなってくると具のかたよりや味も濃くなりがちですが、最後までたまごの粒とたまごチップが残っているので、変わらぬ風味を楽しめる点が魅力的。県外の友人へのお土産では「とことん甘くて美味しい!」と、いつも大好評です。

「のりたまご」のプチおにぎり


一口サイズのおにぎりにアレンジしてみても、美味しさが変わらない「のりたまご」。しょっぱいしば漬けがアクセントになって、大人から子どもまで喜ぶ味です。

バター好きにはたまらない「超濃厚バター醤油ふりかけ」が登場!


2011年発売の看板商品「バター醤油ふりかけ」のバター感をよりアップさせたいと開発された、新発売の「超濃厚バター醤油ふりかけ」。アツアツのご飯にふりかければ、濃厚なバターの香りが湯気とともに立ち上ります。ご飯と一緒に頬張れば、口の中いっぱいにバターの甘さとほんのりとした醤油風味が広がります!
超濃厚バター醤油ふりかけ(35g)¥200

「超濃厚バター醤油ふりかけ」のじゃがいもカナッペ風


今回はじゃがいもを使ったアレンジに挑戦してみました。蒸かした輪切りのじゃがいもにチーズをのせ、オーブンで数分焼き目をつけたら、その上にふりかけて完成!バターの甘みとチーズの香ばしさがマッチして、おやつやおつまみにぴったり。じゃがいもの柔らかさとサクサク食感も同時に楽しめます。のりの風味が味に変化をもたらすのでしつこさがなく、ついつい何個も食べたくなっちゃいます!

素材の風味が豊かだから、メインでも使えるふりかけ!


ニチフリ食品株式会社があるのは静岡市の沿岸部。創業当時、削り節産業で栄えていたということもあり、魚粉などの素材も入手しやすかったことでふりかけの製造がスタートしたそう。太平洋側に面している静岡ならではの食材もたくさん使われています。ニチフリ食品株式会社の各ふりかけは静岡県内のスーパーやオンラインショップでも購入可能。ご飯のおともに、ときにはアレンジをして楽しんでみて!

【お問い合わせ先】
ニチフリ食品株式会社 http://www.nichifuri.co.jp/
オンラインショップ http://www.furi-kake.com/

文・撮影/松下文香

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