見た目の美味しさを左右する料理の盛りつけ。でも疲れた日は手が回らない……そんなときに、時間をかけずに見た目を華やかにしてくれる万能薬味をご紹介。これだけ常備しておけばOK!な心強い4つの食材は要チェックです。
教えてくれたのは
フードスタイリスト/フードコンサルタント 河合真由子先生
広告を中心に企画、レシピ開発、フードスタイリングをトータルにサポート。
まずそろえるべきはこの4つ!
ごま、温泉卵、糸唐辛子、青ねぎの「ちょいかけ食材」でちゃんとした料理に早変わり!
益子焼わかさま陶芸小皿 各¥1,200(アダストリア/スタディオクリップ)
ちょいかけ食材 1 いりごま
盛りつけで使えるのは白いりごま。食材を選ばずにかけられるうえ、パッと広げたり一列にかけたりとちらし方次第で動きが出せる白いりごまは、食材を引き立ててくれます。
保存は60日。開封したら密閉できる容器に入れ替えて。湿気がなく、涼しい場所に保管。
ちょいかけ食材 2 温泉卵
白と黄色のカラーで彩りをプラスしてくれる温泉卵は、わかりやすい目線のワンポイントとして使えます。割って黄身をしっかり見せると、より豪華に。
保存は10日前後。市販品は冷蔵庫で10日前後も持ちますが、手づくりの場合は冷蔵庫に入れて翌日までに使い切りましょう。
ちょいかけ食材3 糸唐辛子
赤は食欲がわく色味。小口切りの唐辛子に比べて、糸唐辛子は辛さが控えめなので辛いものが苦手な人や子どもでも食べやすい。こんもりとのせても、おかずの味をじゃましません。
保存は60日。繊細な糸状になっているので、湿気で色がくすんでしまいます。しっかり密閉して冷暗所へ保管しましょう。
ちょいかけ食材 4 青ねぎ
一面茶色いおかずが、美味しそうに見えるよう手早く足すならば、緑系の野菜がきれい。そんなときに万能なのが青ねぎです。鮮やかな緑で茶色や黄色のおかずを引き立てます。
保存は7日。カット済みのものは、キッチンペーパーでよく水気を切り、保存容器に入れて冷凍すると長持ちします。
4つの「ちょいかけ食材」で悩まない晩ごはんがつくれます
「よくつくるおかずに合う4つの薬味は、スーパーでも買える手ごろな価格が魅力。テーブルに運ぶ前にひとかけして、晩ごはんのマンネリ化を防いで、ワンランク上のメニューに格上げしちゃいましょう。くたくたになって帰ってきて晩ごはんをつくる気力がない日、買ってきたおかずでも、たったひとかけで食欲がわくような〝美味しい盛りつけ〞に仕上がります」(河合先生)
撮影/北川鉄雄 フードコーディネート/鮓本美保子 取材・文/森岡陽子 構成/Mart編集部
Mart2020年1月号
「忙しい日の晩ごはん」裏テクニックPart3 盛りつけ編 おかずを美味しく見せるキーアイテム研究 より