今回成城石井で見つけた新顔は、夏らしさを感じさせる果実を使った2商品。どちらもジューシーな甘酸っぱさがアクセントになった、珍しいお菓子なんです。気になる味を実食リポートします。
梅ゼリーの中にさまざまな和菓子が浮かんでいるかのよう!
さまざまな美味しさを楽しめる贅沢な一品
梅ゼリーの中にさまざまな和菓子類を浮かべた和スイーツです。
ふたを開けると、大きめのわらび餅と白くて美しい羽二重餅が目に飛び込んできます。餡ベースの甘い和菓子類が、甘酸っぱい梅ゼリーの中に入っているなんて、何ともユニークなお菓子ですよね。
横から見ると、底に羊羹が入っていることも分かります。ゼリーのすき間が見えないくらい、ぎゅうぎゅうに詰まっています。
まずは白い羽二重餅を、贅沢にも一口でいただいてみました。もっちりとした柔らかさに、ほのかな甘みがホッとする味わいです。
メインのわらび餅もいただいてみました。スプーンには乗り切らない大きさなので、食べる前にカットします。とにかく柔らかくてプルプル!中の餡はとても滑らかで上品な甘みです。
カットされた羊羹もごろっと入っています。こちらも滑らかな口当たりにうっとり。甘さは控えめでさっぱりとしています。
中には杏も入っています。見た目のアクセントになるだけでなく、ジューシーな甘酸っぱさが甘い和菓子の箸休め代わりにも。
梅ゼリーは酸味控えめでやさしい味わい。羊羹やわらび餅といった、通常は一緒に味わうことのない和菓子と合わせて食べてみると、「こんな美味しさがあったのか」と思うくらい、やみつきになる美味しさ。甘酸っぱさと甘さのコラボがくせになります。
羊羹やわらび餅、羽二重餅といった和を代表するようなスイーツが全部入った贅沢なカップは、大満足の一品です!
台湾銘菓のパイナップルケーキは果肉の美味しさがギュッと凝縮された一品
個包装なので気軽に楽しめる
パイナップルを使用した餡入りの、台湾銘菓として知られている焼き菓子。こちらは台湾から輸入されている商品です。
原材料名を見ると一番最初に記載されるくらい、パイナップルがふんだんに使用されたお菓子なんです。また、マーガリンではなくバターを使用しており、ケーキの生地の風味の良さが際立ちます。
大きさは手の平にちょこんと乗るくらいの、食べやすい大きさ。小さくても厚みがたっぷりとあるので、見た目以上に食べ応え満点です。
半分にカットすると、中央にパイナップルを使った餡がたっぷり!ケーキ生地も餡もしっとりとしていて、簡単にカットすることができました。
一口食べてみると、カットしたときに感じたそのままのしっとり感に驚き!餡はねっとりとしていて、パイナップルの甘みだけでなく、ほどよい酸味まで味わえて、まるで本物のパイナップルを食べているかのよう。
南国のフルーツらしい風味にと甘酸っぱさのバランスも絶妙!また、ケーキでもクッキーでもない、日本のお菓子にはあまりないような、しっとりとした生地と餡のやみつきになる食感に、思わずハマってしまいました。
いつも選ぶスイーツとは少し違うものを味わいたいときにもピッタリ。夏ならではの美味しさを、ぜひ味わってみてくださいね。
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取材・文/西村絵津子