買い物して、献立を考えたあとはごはんづくり……。毎日続くと疲れてしまいますよね。そんなときこそ、料理研究家の星野奈々子さんが提案する“ルーティン買い”ルールの出番です。わかりやすいまとめ買いリストを見れば、効率的に買い物できて、バランスのいい献立に。悩める主婦必見です!
何を買うかが決まると時間もムダも省ける
まとめ買いして冷蔵庫がいっぱいなのに、いざ料理をしはじめたらメニューに迷ったり、足りないものが出てきたり……。そんな私自身の経験から、冷蔵庫に使うべき食材だけを揃えるようにしたら、献立を考える時間も食材のムダも減ることに気がついたんです。使う食材をワンパターン化すると、冷蔵庫の中が小さなスーパーになって、バランスのいいごはんがつくれるように。
今回ご紹介するのは、家族4人分の平日5日間の晩ごはん食材です。定番野菜は5種(ねぎ類、いも類、青菜、トマト、きのこ類)、お好みの旬野菜を5種、肉は3種など。まとめ買いに必要な食材の種類を覚えることで買い物時間も短くなりますし、野菜、肉、豆類がバランスよく摂取できます。高価な牛肉やラム肉は平日買わないと割り切り、5日間で使い切れるようにすると節約にもなります。週の後半に使う食材は、水曜に買い足すのでもOKですよ。
このルールさえ覚えればOK!の食材リスト
項目ごとの種類を覚えれば、バランスがよく、アレンジしやすい献立になります。また、季節やスーパーによって品揃えが変わるので、魚介や旬の野菜は新鮮なもの、食べたいものを選んで。
玉ねぎ3個、じゃがいも6個、ほうれん草1束、トマト3個、しめじ1袋
キャベツ1/2個(600g)、赤・黄パプリカ各2個、スナップえんどう1袋、かぶ5個、ゆでたけのこ1袋
鶏もも肉2枚、豚小間切れ肉300g、合びき肉400g
アジ4尾(三枚おろし8枚)、アサリ200g
ベーコン100g、豆腐1丁
ツナ缶1缶、コーン缶1缶
常備品はこれでOK!
基本的に揃えておきたい調味料、生鮮品、乾物・粉類、油類。切らしたときは、食材のまとめ買いの際に買い足して!
【調味料】
- 酒
- みりん
- しょうゆ
- 酢
- 味噌
- 砂糖
- 塩
- ケチャップ
- 中濃ソース
- マヨネーズ
- 白・黒こしょう
【生鮮品】
- 牛乳
- 卵
- キムチ
- しょうが
- にんにく
【乾物・粉類】
- 小麦粉
- 片栗粉
- パン粉
- お好みのだしパック
- いりごま
- ヒジキ
- カットワカメ
- かつお節
【油類】
- 米油(クセがない油)
- ごま油
- オリーブ油
星野奈々子さん
Profile
料理研究家、フードコーディネーター。小学3年生の男の子のママ。フレンチから、エスニック、中華など幅広いメニュー提案のほか、主婦心がわかる簡単でおしゃれなレシピが人気。
著書『ワンパターン買いが平日晩ごはんをラクにする。』(学研プラス)
*この記事は、Mart2021年5月号「平日ごはんがラクになる!星野奈々子さんの〝ルーティン買い〞ルール」をもとに構成しました。
撮影/小林愛香 フードコーディネート/星野奈々子 編集・文/橋本嘉美 WEB構成/富田夏子