秋田のソウルフード、バラ盛りアイスってご存じですか? 観光地や街角に立つ売り子のおばあちゃま達(秋田では愛着をこめてババと呼ぶそうです)が、ヘラを使ってバラのようなアイスクリームをつくってくれる、夏の風物詩です。
秋田県在住のTRIBE会員・眞坂さんによると、このアイス、自宅までお取り寄せして楽しむことができるとのこと。早速編集部でもお取り寄せしてみました。
児玉冷菓のババヘラアイスをお取り寄せしてみた
眞坂さんがお取り寄せにおすすめしてくれたのは、創業70年を超える元祖「児玉冷菓のババヘラアイス」です。
「児玉冷菓のババヘラアイスは、ピンク(いちご味)と黄色(バナナ味)の組み合わせが基本の、〝バラ盛り″されたアイスクリームです。秋田県内、特に観光地では名物になっていて、見つけると食べたくなる見た目と、ちょっと懐かしい味わいが魅力なんです。お取り寄せでは自分でコーンに盛り付けるタイプと、あらかじめカップに盛りつけられているタイプがあります」(眞坂さん)
自分でつくれる楽しいセット
基本のピンク(いちご味)+黄色(バナナ味)と、ブルー(ソーダ味)+レモンイエロー(レモン味)がそれぞれタッパーに入り、ヘラとコーン(10個)もセットになったアイスキット。アイスは1,000㎖ずつ入っていて、合計2,000㎖と大容量です。
「ソーダ味は子どもも好きな味ですし、レモンと合わせてさっぱり食べられるので個人的におすすめです。自分で盛りつけないといけないですが、ヘタでもそれなりに盛り上がりますよ。夏休みなど、子どもがたくさん集まるときにこれがあると、ワイワイしながらつくれるので楽しいです」(眞坂さん)
【つくり方】
①まず、中央部分を盛りつけます。
②次に、外側の花びら部分を盛りつけたら完成。
実際に盛りつけを担当したフードコーディネーターの加藤彩子さんに、バラっぽく仕上げるコツを聞きました。
「注意書きにも書いてありますが、アイスは20分ほど室温に出しておくとやわらかくなり、ヘラですくいやすくなります。アイスは薄く取って、ヘラを立ててコーンの上にのせていきます。長すぎるとバランスが悪くなるので、5cmくらいの長さを目安にするとちょうどよかったです。花びらを意識して、アイスが重なり過ぎないように並べていくときれいに仕上がりますよ」(加藤さん)
いちごとバナナ、ソーダとレモンの組み合わせのほか、自宅ならではの「ミックス」をつくってみたり……、好みで楽しめるのがお取り寄せの醍醐味です。食べてみると、舌触りは、なめらかなシャーベットという感じ。フレーバーはほんのりで、さっぱりして食べやすいアイスクリーム。どこか懐かしい味わいというのもわかります。
そのまま食べられるカップアイス
カップアイスは、職人技のバラ盛りアイスがカップに入っていて、ふたを開ければそのまま食べられます。
「秋田県内では、道の駅やスーパーで売っていることもあるんですよ」と、眞坂さん。見た目がめちゃくちゃかわいくテンションが上がるので、SNS映えすると話題になっているのも納得ですね。
カップから立ち上がる花びらアイスは、一つひとつ手づくりされているのでちょっとずつ違います。贈り物にも喜ばれること間違いなしです。
<取材後記>
取材後、「児玉冷菓のババヘラアイスソーダ&レモンタッパセット 」をライター宅でも試してみました。フードさんに習った技を披露してみようと張り切ってヘラを構えましたが、子ども達は幼児から中学生までそれぞれ自分でやりたがるので、自分用でしか試す場面はなかったという(笑)。
あっさりしていて食べやすく、追加でコーンを買い足すほど盛り上がって、1人2個以上食べてしまいました。夏休みの夜のお楽しみにぴったり! お泊り会や親せきの集まりにもお取り寄せしたいですし、秋田を訪れたら現地でも食べたいですね。
【お問い合わせ先】
児玉冷菓 http://www.kodama.in.arena.ne.jp/
※商品代金のほかに、別途送料・クール便代金がかかります。
撮影/山下忠之 フードコーディネート/加藤彩子 取材・文/富田夏子