夏休みのお楽しみのひとつがバーベキュー。私の弟が長くボーイスカウトに所属していたため、いわゆる「ガチ」なキャンパー。そのため我が家は、いつもキャンプもバーベキューもプロ級なのです(笑)。
100均の「豆炭」で火起こしに挑戦!
火起こしは、今回は100均一で売られていた「豆炭」に初トライ。木炭に比べて着火がしやすいのが特徴だそうです。
そのため、火起こしも長男に丸投げ。早速チャッカマンで豆炭に着火してみると、なるほどすぐに着火しました。そこに木炭を仕込んで火起こし完了。木炭にも火がつきます。
難点は、着火のときの煙がすごいことと、鎮火した後はモロモロと崩れているので、処理に注意が必要そうです。しかし、火起こし経験がなくても比較的簡単に着火できる点は優秀ですね!
量は少ないですが、1人バーベキューならこれだけでもいけるかもしれません。豆炭は燃焼時間50分と長いのもいいところ。
耐熱軍手はバーベキューの必需品。子どもサイズも売られています。
チャッカマンを使えばすぐに着火!
角上魚類で仕入れた海鮮でバーベキュー♪
この夏のバーベキューは角上魚類で仕入れた海鮮がメイン。
ホタテは開いて、黒い部分を取り除いて焼きます。
味つけはバターとしょうゆ!
殻つきカキはそのまま焼くだけ。
少し貝が開いてきたら、隙間にナイフを刺し込み開きます。
アルゼンチン赤エビは、串をうって塩をふるだけ。子どもにやってもらえます。
ホイルの中身はじゃがいも。1度レンチンしておくと失敗が少ないです。
海鮮バーベキューは下ごしらえが面倒なのですが、今年は中1になった長男が大活躍してくれました!
まずは滝野家流サザエのつぼ焼き。サザエのつぼ焼きはそのビジュアルで盛り上がるわりに、身が大きく食べにくかったり、内臓部分も苦かったりして、上手に食べられなかったりしませんか?
そこで我が家ではちょっと工夫をしています。なんとこの作業を普段料理に興味がない長男に任せてみました!
- 生のサザエの殻と蓋の間に金串か先の丸いナイフを刺し込み、身を外す(1撃でやらないと蓋は開かなくなってしまうので、思い切ってやる)。
- 殻の内側に内臓部分がくっついている場所があるので、人差し指で剥がしていき、全ての身と内臓を取り出す。
- 取り出した身から蓋と内臓を外し、身を刻む(今回内臓は使いませんでした)。
- 有塩バターとみじん切りにしたにんにくを600Wの電子レンジで1分加熱し、バターを溶かす。
- 刻んだ身を殻に戻し入れ、4.のガーリックバターをティースプーンで2~3杯入れる。
- 網で焼く。(沸騰して一呼吸置いたら完成)。
エスカルゴのような味で、硬い身も刻んであるので老若男女問わず美味しく食べられます。この食べ方がいちばん美味しいと思うのでおすすめ!
最後までひとりでやり遂げた長男は嬉しそうな誇らしげな顔で、本当にいい顔をしていました。
ご飯ものとして用意したのは「チュモクパプ」
バーベキューのご飯ものですが、今回は韓国のひとくちおにぎり「チュモクパプ」にしてみました。一口サイズで食べやすいこと、さっぱりしているのでお肉との相性が抜群なのです。
焼いて美味しいデザートも!
バーベキューでのデザートは焼きパイナップル!ブラジルのバーベキュー「シュラスコ」で有名な食べ方なのですが、我が家のバーベキューではテッパンメニューなのです。酸味は消え、ジュワッと果汁があふれる絶品デザートです。
そして忘れてはいけないのが、焼きマシュマロ!バーベキューの終盤、火の勢いが落ち着いたころにちょうどよいですよね。
我が家のおすすめはリッツに挟むスモア!焼けたマシュマロをリッツで挟むのですが、甘じょっぱくて最高です!つくり方を覚えた3歳の次男が得意になってつくってくれました。
お腹がいっぱいでも食べたくなる美味しさ!
長めの串を使えば、3歳児でも上手につくれます。
親が見守りながら3歳児も火を使う作業にトライ
次男も火の番にトライ。安全に注意しながら、とうもろこしを焼いてもらいました。なんでもやらせてみることで、自信に繋がるといいなと思うのです。
子どもの役割もたくさん!成長した姿が見られるかも!?
バーベキューは火を使い、美味しいものをみんなで食べます。食材も基本焼くだけなので子どもにできることがたくさんあります。
自分がつくったものがその場で誰かに「美味しい!」と食べてもらえる喜び、ライブ感からの学びは多いことと思います。
つくるだけでなく、最後までしっかり片づけもやらせましょう。
そして何よりも、「家族を楽しませてくれてありがとう」の気持ちを伝えるのも忘れずに!長男が頼もしく見えたバーベキューでした。
3年間、
写真・文/滝野香織
滝野香織
管理栄養士