1度で3日おいしい!大鍋でつくる具だくさんスープ超簡単レシピ【Martist土肥愛子】

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こんにちは!
この度Martアンバサダーをつとめさせていただくことになりました、土肥愛子です。私は元スポーツ選手の夫と小学3年生の長女・1年生の長男の4人家族で、現在は管理栄養士の資格を活かしてレシピ提案やフードコーディネートのお仕事を中心に活動しています。


このブログでは、私がリアルに日常生活で活用しているレシピやおすすめ食材&調味料、愛用している食器や雑貨など、さまざまなお役立ち情報を楽しく発信していけたらと思っていますので、みなさまにお付き合いいただけたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いします!!

さて、私はこのようなお仕事をしていると、さまざまな方から『土肥さんは家で毎日どんなごはんをつくっているの?』と聞かれることが多々あり、普段から手のこんだ料理をつくっていると思われがちなのですが……実際のところは全くそんなことはありません!(笑)もともと料理をつくったり食べたりすることが好きで管理栄養士の資格をとり、食に関わる仕事をしてきたのですが、結婚して家庭に入った頃から料理に対する考え方も向き合い方もだいぶ変わりました。以前はその時に食べたいものや興味のあるものを気の向くままにつくり、時間をかけようがコストがかかろうが、美味しさだけを求めて自分の満足のいく料理を楽しんでいましたが、結婚してとくに子どもたちが生まれてからは、もちろんそうはいかなくなり…仕事を再開してから現在に至るまでは、いかに効率よく栄養バランスのとれた美味しいごはんをスピーディーにつくれるかということを重視するようになりました。
たまに余裕がなくなって、今日はラクしたいな~なんていう時ももちろんあるので、そんな日は無理をしないで、手を抜けるところは抜いてしまったりする日もありますが…(笑)

ただ、そういうときでも、育ちざかりの子どもたちや夫の健康も考えて、自分の中で最低限のルールは決め、

①ごはんや麺・パスタなど(炭水化物)
②肉や魚・卵など(たんぱく質)
③野菜やフルーツや海藻など(ビタミン・ミネラル類・食物繊維など)

という3つのジャンルの食材をトータルで摂れる食卓にする!ということだけは必ず守るように心がけています。

ということで!!!自分も含め、そんな毎日のごはんづくりにストレスを感じている方の心を少しでも軽くできるように、今回は私が普段からよくつくっている、栄養バランスもバッチリで、次の日も、そのまた次の日もちょい足しするだけでラクができちゃう、おすすめスープをご紹介したいと思います!

こちらは簡単に言ってしまうと 『3日間に渡って3通りで楽しめるスープ』 !

具だくさんスープなので、初日だけ少~し頑張って準備するのですが(といっても具材を多めに切るだけです!)、2日目・3日目と日を重ねてくごとにちょい足しアレンジするだけなので、今までスープづくりにかけていた時間×3日分が1/3の時間で済んでしまうという、なんとも効率の良いある意味での時短レシピなんです!!

しかもそれぞれまったく違ったメニューに変身するので、同じスープを使い回しているなんて家族にも決してわからないはず…(笑)家族にも自分にもウィンウィンな形になるので、ぜひ実践してもらえたらうれしいです!

それでは早速、レシピをご紹介します!!

まずベースとなる1日目のスープが、こちらの『具だくさんポトフ』。

【具だくさんポトフ】

《材料》(大きめの鍋1つ分)
ブロックベーコン…………………250g
玉ねぎ……………………………………2個
にんじん…………………………………1本
セロリ…………………………………… 2本
マッシュルーム ………………15~16個
にんにく…………………………………1片
オリーブオイル………………………適量
水 ……………………………………………2ℓ
コンソメ……………………………大さじ2
塩こしょう ……………………………適量

《つくり方》
1.玉ねぎとセロリはひと口大に、にんじんは乱切り、マッシュルームは縦半分に、にんにくはみじん切りにする。セロリは葉と茎でそれぞれ分けておく。ブロックベーコンは幅1.5cmのスティック状になるよう切っておく。
2.鍋にオリーブオイルを熱してにんにくを炒めたら、ブロックベーコンを加えて炒め、さらに玉ねぎ・にんじん・セロリ(茎)も加えて炒める。
3.全体に油が回ってきたらマッシュルームも加えて炒め合わせ、水を加えてフタをし、中火で煮る。沸騰してアクが出てきたら取り除き、アクがなくなってきたら火を弱めてコンソメを加える。
4.フタをして7~8分煮込んだらセロリ(葉)も加えて、さらに5分ほど煮込み、最後に塩こしょうで味をととのえ火を止める。

材料を切って炒めて煮る!というだけのシンプルなつくり方で、味付けもコンソメと塩こしょうだけだからとっても簡単!ブロックベーコンを使っているのでボリュームも旨味もUPし、野菜もたっぷり使っているので栄養バランスも◎です!!具材も、冷蔵庫にある残りものやお好みのもの・旬の食材などに変えることができるので、さまざまなバリエーションで楽しめます。

1.玉ねぎとセロリはひと口大に、にんじんは乱切り、マッシュルームは縦半分に、にんにくはみじん切りにする。セロリは葉と茎でそれぞれ分けておく。ブロックベーコンは幅1.5cmのスティック状になるよう切っておく。

2.鍋にオリーブオイルを熱してにんにくを炒めたら、ブロックベーコンを加えて炒め、さらに玉ねぎ・にんじん・セロリ(茎)も加えて炒める。

3.全体に油が回ってきたらマッシュルームも加えて炒め合わせ、水を加えてフタをし、中火で煮る。沸騰してアクが出てきたら取り除き、アクがなくなってきたら火を弱めてコンソメを加える。

4.フタをして7~8分煮込んだらセロリ(葉)も加えて、さらに5分ほど煮込み、最後に塩こしょうで味をととのえ火を止める。

 


この日はメインおかずを鶏のから揚げにして、サブのおかずにはナスとピーマンの味噌炒めを。

茶色い地味なおかずたちばかりでも、スープに彩りがあるので、それだけで見た目も華やかな食卓になるのがうれしいですよね!


さて、次は2日目のスープ。

1日目のポトフをアレンジして『ミネストローネ』をつくります!ちょい足しする食材は、こちらのカットトマト缶!!

【2日目のちょい足し食材】

さらにカットトマトの分だけ味が少し薄くなると思うので、コンソメも小さじ1ほどを目安に加えると良いかと思います。(※コンソメに関しては味を見ながら調整してください)

ではつくり方です!

【ミネストローネ】

《材料》
前日の残りのポトフ
カットトマト缶……………………………………1缶
コンソメ………………………………………小さじ1

《つくり方》
1.前日の残りのポトフを火にかけ、沸騰したらカットトマト缶を加え、味を見ながらコンソメも加える。

スープを温めなおして、カットトマトとコンソメを加えただけの超簡単アレンジ!味も見た目もポトフとはまた全然ちがうので、前日のスープの残りだなんて誰にも気づかれないはずです。笑

さらにもうワンランクアップさせたい!なんて時は、深めの器によそったごはんの上にこのミネストローネをかけて、パルメザンチーズを散らしてあげるとトマトリゾット風になりますよ!


この日はメインのおかずに秋鮭のムニエル、サブのおかずは付け合わせのベビーリーフと大根のピクルスのみと少しボリュームが控えめな内容でしたが、ゴロゴロお野菜たっぷりなミネストローネのおかげで食卓もさみしく感じませんでした。


さて、いよいよ最終日3日目のスープ。

2日目のミネストローネをアレンジして『カレー』をつくります!ちょい足しする食材は、こちらの豚肉とカレールウのみ!!

【3日目のちょい足し食材】


今回は汁物ではなくメインのごはんに変身させますので、豚肉を追加してたんぱく質とボリューム感をUPさせます!(豚肉は小間切れでもOKですが、ゴロゴロしていた方が食べ応えがあるのでおすすめ)

ではつくり方です!

【カレー】

《材料》
前日の残りのミネストローネ (※汁気が少ない時は水を足してください)
豚肉(ブロックの場合はひと口大にカット)……………………………………250g油……………………………………………………適量
塩こしょう………………………………………適量
カレールウ………スープの残りに見合った量
ごはん……………………………………お好みの量

《つくり方》
1.油を熱したフライパンで豚肉を炒め、焼き色がついたら塩こしょうを振り火を止める。
2.前日の残りのミネストローネを火にかけて沸騰させたら、1.の豚肉を加えてフタをし、火を弱めて5分ほど煮込む。
3.弱火にしたら、様子を見ながらカレールウを少しずつ加え混ぜて溶かし、好みの濃さになったら火を止める。ごはんをよそった器に盛り付ける。
(※カレールウを入れすぎて味が濃くなってしまった場合は、水を少しずつ足して調整する。)

 

 

1.油を熱したフライパンで豚肉を炒め、焼き色がついたら塩こしょうを振り火を止める。

2.前日の残りのミネストローネを火にかけて沸騰させたら、1.の豚肉を加えてフタをし、火を弱めて5分ほど煮込む

 


最終日は、食卓の主役となるカレーライスにアレンジ!

コトコト今までに煮込まれた具材の旨味が凝縮されて、ワンランク上の味になります。トマトの酸味とカレーのスパイシーさも相まって、またいつもとはひと味ちがうカレーが楽しめますよ。

どのレシピも肉や野菜がバランスよく摂れて、なおかつ手の込んだ作業も特にない、シンプルで簡単なものばかりなので、ぜひみなさんもつくってみてくださいね!

料理・撮影・文/土肥愛子

※今回掲載しましたレシピにある材料の使用量については、あくまで目安です。鍋の容量や残りのスープの量は各家庭によって違いがあると思いますので、水や調味料などの量はそれぞれお手持ちの鍋に合わせて調整してください。


ちなみに今回は、こちらの内径約21.5cm×高さ14cmの寸胴鍋でつくっています。

※また残ったスープは、次の日調理するまでは必ず冷蔵庫に入れて保存してください。

写真・文・レシピ/土肥愛子



土肥愛子
管理栄養士・フードコーディネーター

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