【専門医がアドバイス】乾燥知らずの肌をつくる 冬のスキンケアのポイント

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寒くなってくると肌の乾燥が気になりますよね? 夏場はベタつきがちでも、冬になるとカサカサ肌に悩む人が多くなります。冬場でも毎日のスキンケアでうるおいをキープする方法を、皮膚科医の堀内祐紀先生にうかがいました。

教えてくれた専門医
秋葉原スキンクリニック院長 堀内祐紀先生(皮膚科医)
秋葉原スキンクリニック
院長 堀内祐紀先生
東京女子医科大学出身。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本医学脱毛学会理事。日本レーザー学会、日本抗加齢学会、日本肥満学会所属。2007年に保険診療と美容診療を併設する同クリニックを開院。

 

冬の乾燥はなぜ?年齢も関係する?

肌の状態は外気に影響を受けます。冬の空気は夏場に比べて湿度が低く、室内でも暖房などで乾燥するので、どうしても肌がカサつきます。

汗をかくことが減るのも、乾燥の原因。顔だけでなく、もともと皮脂の分泌が少ないひじやひざの乾燥も目立つように。

また、加齢により皮脂腺が小さくなり、分泌能力も低下。思春期~20代前半をピークに、それ以降は肌が乾燥しやすくなります。

そのため、自分の肌の状態に合わせたケアが必要になります。

 

夏と冬でスキンケアを変えるべき?

季節が変われば肌の状態も変わると考え、季節に合わせたスキンケアを意識したほうがいいでしょう。冬は、モイスチャー系のアイテムを選んだり、オイルをうまく取り入れるのもおすすめ。

ただし、使用感と保湿力は同じとは限らないので、使ったときにベタッとするものが、さらっとした使い心地のものよりも保湿力が高いわけではありません。

数日~数週間使ってみて肌の状態が改善しないようなら、アイテムを変えたり、さらに保湿アイテムを加えるなど工夫してみましょう。

 

肌の潤いを保つために日常生活で気を付けること

《お風呂》
熱いお湯に入ると体の水分が蒸発してしまうので、お湯の温度は41℃ぐらいにし、長湯を避けて。保湿効果のある入浴剤を使ったり、入浴後30分ぐらいまでにボディローションを使うなどのケアをしましょう。

《食生活》
ダイエットなどで極端な油分制限をするのはNG。肉や魚など油脂を含む食材や、良質の油を適度に摂りましょう。

《メーク》
保湿効果のあるアイテムを使い、冬でもUVケアをしっかりすることが大切です。

 

編集部が選んだ
キーアイテム

全身に使える栄養豊富なオイルをお守り代わりに1つ常備!

ジュナノ ナチュラルオイルM ピュアモリンガ100% 30ml ¥8,000/yoomi JAPAN 株式会社(Junano)
乾燥シーズンはいつものスキンケアにオイルをプラスするのも手。「地球上で最も栄養価の豊富な植物」と呼ばれるモリンガから丁寧に抽出したオイルが、顔はもちろんひじやひざ、髪などに栄養をたっぷり与えながら保湿してくれます。

食事でも良質なオイルを効果的に取り入れて


(右)「森のバター」と呼ばれるアボカドのオイルは、クセがないので炒め物やサラダにも。エキストラバージンアボカドオイル(230g)¥1,400
(左)くるみの実から抽出したナッツの香りのオイルは、魚料理におすすめ。クルミオイル(230g)¥1,160/ともにユウキ食品

全体の90%が肌潤い成分米発酵エキス配合

メンソレータムAD薬用入浴液(森林の香り)720ml  ¥1,200/ロート製薬
天然アミノ酸を多く含む米発酵エキスを配合。肌にやさしい低刺激性の入浴剤で、乾燥が気になる人や、子どもにも安心です。

保湿タイプの下地でメーク時も潤いキープ


(右)美容液のようなつけ心地でカサつく肌もしっとりした仕上がりに。プリマヴィスタ カサつき・粉ふき防止化粧下地 25g¥2,800
(左)ムラなくのびて均一に密着。くずれにくいきれいな質感パウダーファンデーション レフィル 9g¥2,800(コンパクトケース¥1,000)※価格は編集部調べ/ともに花王

 

※紹介している商品の価格はすべて税抜きです。商品情報はすべて2020年11月時点のものとなります。

 

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冬は肌の乾燥が気になります


取材・文/岡部礼子 構成/Mart編集部

2016年12月号
カラダの疑問に答えます「冬の肌の乾燥」 より再構成

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