“with コロナ”が続く中、マスクや除菌はすっかり日常になっています。そんな中、子どもが毎日使う「ランドセル」や、パパの「通勤鞄」の菌やウイルス対策はどうしていますか? 革製品のケアの仕方がわからないと悩んでいる人に朗報。「土屋鞄製造所」が、革鞄専用の抗ウイルススプレーを販売しました。実際に小学生のお子さんのいる方に使ってもらいました。
除菌液を持ち歩き、外出先ではスーパーやデパートなど、あらゆる場所で設置され、無意識に手の消毒するようになりましたね。玄関先に除菌液やスプレーを置いて、外出から戻るたびに身の回りの消毒するという人も少なくありません。いろいろ気を使っている人でも、悩んでいたのがランドセルや革鞄のケア。革製品に通常の除菌スプレーをかけてしまうと、シミになったり、色が落ちたりとトラブルの原因になってしまいます。
そこで、1965年創業、長年、職人の手仕事によるランドセルや革鞄をつくり続けてきた土屋鞄製造所がランドセルや革鞄にも使える「6hr.(ロクエイチアールドット)アンチウイルススプレー」を販売することに。これは特許取得のナノテクノロジーで、アルコール消毒に弱い革にも使え、人にも環境にも優しい、抗菌・抗ウイルススプレーです。
【アルコールとの比較】
ランドセルは子どもが通学時、毎日触れるもの。しっかりケアしてあげたいと思いますよね。パパの通勤鞄や私たちが使う革製のバッグも同様です。でも、一般的にランドセルや革鞄に使われている革はアルコール消毒に弱く、色落ちや劣化の原因になってしまうのだそう。
そこで生まれたのが、「6hr.」。医療の現場でも使われる「アクリル系ナノポリマー」が主成分。抗菌ナノ粒子がウイルスに付着することで、細菌やウイルスの活動を抑えるのだそう。皮革素材などの有機材では約6時間、マスクやドアノブなどの無機材では約1週間、アクリル系ナノポリマー」が生分解されるまで、抗菌・抗ウイルス特性が持続するそうです。
実際に小学生のお子さんがいる方に、試してもらいました。「普段は学校でも手洗いやマスク着用は必須となっていますが、ランドセルの消毒までは考えていませんでした」という高橋さん。「6hr.」を布に吹き付け、ランドセルを拭くだけ。液量が多くかかり過ぎたり、ムラができてしまうので、直接吹き付けるのはおすすめしません。
ガーゼなどの布に吹き付けます。「匂いもほとんどなく、使いやすいと思います。布に吹き付けていたら、娘が『やってみたい』というので、自分でランドセルを拭きました。普段はあまりランドセルのお手入れはしていませんが、実際にやると子どもも自分の物を大切にする気持ちが出るように思います」と高橋さん。
細かい部分は大人が仕上げれば、ランドセルの抗菌は簡単に終了。主成分の「アクリル系ナノポリマー」は医療現場で手術などに“縫合接着剤”として使われていたもので、人体の酵素によって分解される“生分解性”で手に付着しても安心。子どもの“自分でやりたい”気持ちに寄り添うことができます。「毎日のお手入れを習慣にすれば、こういうご時世でも安心できます」。アルコールや塩素に弱い人や金属アレルギーの人でも安心して使うことができるのもいいですね。
丁寧にランドセルを拭いて、千景ちゃんもさらにランドセルに対して愛着も沸いたそう。「子どもが毎日使うものなので、抗菌できるなら安心です。子どもがランドセルのお手入れをする習慣がつくのもいいですね」。
同じように、革鞄もスプレーした布で拭くだけでOK。日常で使う鞄は、実は持ち歩くだけでも汚れやほこりなどが付いています。抗菌と一緒に鞄の汚れを拭き取ることになり、いつも清潔な鞄をキープできます。ほかにも、お財布やキーケースなどの革小物、靴、手袋、ソファやカーシートなど、幅広く使えるのもうれしいですね。
革製品以外にも、マスクやドアノブなどにも使えるのもポイント。特に気になるマスクには、シュッとひと吹きしておくことで、抗菌・抗ウイルス特性をプラスできます。内側、外側、どちらでも安心して使えます。ほかにもパソコンやスマートフォンなど水に弱いものにも、布やティッシュに吹きつけてから吹けばOK。
いろいろなことに気を使わなければならない今。子どもや家族のために考えなくてはならないことも増えてきました。毎日使うものを手軽に、そして安心・安全にケアできるアイテムを上手に取り入れて、“withコロナ”の生活を過ごしていきましょう。
◆⼟屋鞄製造所⼤⼈向け鞄オンラインストア https://tsuchiya-kaban.jp/
※10⽉上旬より、⼤⼈鞄製品を扱う「⼟屋鞄製造所」ならびにランドセル専⾨店「童具店」各店舗にて取扱予定。
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取材・文/岡部礼子