ヘアケアの基本となるブラシ&コーム。紫外線で傷みがちな髪をケアするため、暑さで決まらない髪をセットするため、100円ショップで買える便利アイテムをピックアップしました。コスメコンシェルジュの吉田葵さんが実際にすべて使用し、使い勝手を検証してくれました。
とりあえず”お試し買い”できるのが100円ショップのいいところ
美髪の基本はコームやブラシから。ですが、高いお金を出して買ったものが、自分に合わなかったときショック……。「100円ショップの商品だったら、ちょっと試してみよう♪というのが気軽にできるのがいいですよね。その結果、役立つものが見つかればめちゃくちゃ得した気分に。今回紹介する4選は、どれも買って損なしなので、ぜひ試してくださいね」(吉田さん)
【1】ブロー用ストレートブラシ(Seria)
ヘアアイロンがなくても、このブロー用ストレートブラシをドライヤーと一緒に使えば、ストレートヘアが実現するアイデア商品。
「ブラシじゃない側に、穴が空いているところがポイント。風通しが良くなって乾くのも早いし、髪が伸びやすいんです。普通のブラシだと、ドライヤーの風が当たるようにブラシを少しずつずらしながらセットしないといけないので、ちょっとしたコツやワザが必要。これだと不器用さんでもスタイリングしやすいと思います」(吉田さん)
ドライヤーをあてながら、ブラシで髪を挟んで伸ばします。
毛先がしっかりと伸びました。
【2】バスコーム(DAISO)
お風呂の時間や濡れた髪に使いやすい「バスコーム」。すき間が大きく、濡れた髪でも引っかからずにとかしやすいコームです。
「おすすめの使い方は、インバスケアとして髪にトリートメントをまんべんなくなじませる時に使うこと。コームでとかすことでトリートメントの浸透率が高まり、使わない時より仕上がりがかなり違います。クリームやオイルで手がベタつくこともないのが嬉しいですよね」
コームの持ち手はフック状になっていて、お風呂や洗面所に吊るし収納しやすくなっています。
コームにトリートメントをつけて、とかしながら髪になじませる。
フックタイプだから引っかけ収納が可能。
【3】ふんわり分け目コーム(DAISO)
汗でベタつきがちな髪をふんわりさせたい時に便利なのが、このコーム。変わった形状だけど、どうやって使うの? と思いますよね。まずは使い方をチェックしましょう。
①持ち手の先端、細い柄の部分を使い、前髪の生え際から後頭部までセンター分けにする。
②①でつくった分け目から、左右どちらか1cm以上間隔をあけた位置に、コーム部分を差し込む。
③コームを差し込んだ状態から、逆サイドに向かって髪をとかす。
④分け目にニュアンスのあるヘアスタイルが完成!
「ニュアンスヘアが簡単に決まるので、分け目がパックリ、トップがペチャっとなってしまいがちな方にはめちゃくちゃオススメ! 何度でもやり直しできるし、手ぐし感覚でふんわり立体的なヘアスタイルが完成します」(吉田さん)
【4】汚れをカキ取るヘアブラシクリーナー(Can★Do)
最後は、手持ちのブラシをきれいにするお掃除アイテムをチェック。
「ヘアブラシが清潔じゃないと美紙につながらないので、これは1つあると気づいたときにブラシ掃除できるので良いです。ブラシの間に絡まったホコリも髪の毛もごっそり取れますよ」(吉田さん)
くまで状の爪先でヘアーブラシの髪の毛やホコリ、汚れをかき出します。
汚れがごっそり取れるから気持ちいい!
コスメコンシェルジュが選ぶコーム&ブラシアイテム4選、いかがでしたか? スタイリングやヘアケア、それ以前にブラシをきれいにするものまで、すべて110円。髪の悩みに合うものがあれば、各店頭でチェックしてみてくださいね。
教えてくれたのは…
コスメコンシェルジュ 吉田葵さん
コスメコンシェルジュ、ナチュラルビューティスタイリスト検定合格。Martの美容番長としてメークやスキンケアのアドバイスを行い、誌面やWEBで数々のコスメを試して紹介している。また、オシャレ迷子のかかりつけ医として、対面、オンラインでイメージコンサルティングを実施。3人の男の子のママ。
※掲載情報は取材時点のものであり、店舗によって在庫が異なり、取り扱いがない場合もあります。
【DAISO】https://www.daiso-sangyo.co.jp/
【Seira】https://www.seria-group.com/
【Can★Do】https://www.cando-web.co.jp/
撮影/山下忠之 取材・文/富田夏子