美容医療初心者が守るべき5つの心得とは?信頼できるクリニック選びのコツを伝授!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

*写真はイメージです。

コロナ禍により外食やレジャーを控える自粛生活が定着した今、男性ならジムで体を鍛えたり、女性ならスキンケアに時間と費用をかけるなど自己投資に注力する人が急増。マスクで顔を隠せることもあり、幅広い年代で美容医療にトライする女性が増えているようです。とはいえ衝撃の低価格キャンペーンを広げる病院があったり、SNSで驚くようなビフォアアフターを見たりと情報が溢れ、「いざ始めようと思っても、どこで何をお願いすればいいの?」と不安を訴える声も多数。今回はそんな美容医療初心者さんのために、「アヴェニュークリニック」の関山先生に、クリニックの選び方や世代別のおすすめ施術についてを徹底取材。後悔なく理想の自分に近づくための答えを教えてもらいました!

美容医療初心者は要チェック!正しいクリニックの選び方

①必ずドクターのプロフィールを確認

ひとくちに美容と言っても、実は色々な人が施術しているのが実態。たとえば脳神経外科や小児科出身といった、そもそも専門ではない医者が施術をしていることも。美容に精通している、形成外科か皮膚科専門医かどうかを確認しましょう。さらにその医師が得意としている施術内容まで確認しておくと安心です。

➁ドクターがカウンセリングしている病院を選ぶ

悩みや予算を相談するカウンセリングは、なりたい自分に近づくための大切な第一歩。ですが医師や看護師ではなく、事務員やカウンセラーといった、無資格の人が担当するところも多いようです。肌や人体についての知識に精通している専門医に直接カウンセリングをしてもらえるところを選ぶのが大前提。まずは悩みを聞いて、肌状態を診て、そのうえで一番合う施術や他の選択肢までを提案してくれるのが本来のカウンセリング。最初に予算を聞いてきたり、セットメニューを選ばせるような病院は避けた方が良さそうです。

③予算を決めておく。

きれいになりたいという思いは誰しもが持っているもの。とはいえ美容医療は高額なものも。初めていく病院だと不安や緊張もあり、言われた通りに流されてしまいがちです。まずは何をしたいかという目的と、どこまでの予算があるかを明確に決めておくことが大切です。広告やSNSでは低価格な施術メニューも散見されますが、同じメニュー名でも病院によって針の深さが違ったり、併せて他のセットを勧めてきたりすることも。予算以上の施術を勧めるクリニックは怪しむべき。

④納得できなかったら他のクリニックでもカウンセリングを

迷ったら即座に決めず、いくつかの病院を比較してみるのも手。決して安くない費用をかけて自分の悩みを解消するための大事な治療なので、納得できなければ一度持ち帰り、再考するくらいの余裕を持って。治療は逃げません。不安を煽られる言葉や、「今ならこの価格で!」という宣伝文句に惑わされないように注意しましょう。

⑤SNSを鵜吞みにせず、実際に行った知り合いの話を聞く

不安を取り除くには、実際にそのクリニックに行った人の言葉を聞いてみるのが一番。宣伝広告やSNSを見ても、加工写真だったり、いい事しか書いていないことが多いもの。実際行われている治療内容を知るという意味では、その施術を受けた友人がどう変わったか、施術時やその後の具体的な内容を直接聞くことが大切です。幸い今は美容医療に対する抵抗意識のハードルが低く、情報を共有しやすい時代。友人の紹介でクリニックを訪れる人も増えているようです。


世代別おすすめ施術はこちら!

くすみやシミが気になり始める30代

30歳を迎えるころから、シミやくすみに悩み始める人が増加。そういった悩みのメンテナンスからスタートするのがおすすめです。しわの予防をしたいなら「ボトックス治療」を。くすみが気になりだしたら、「トーニング」でしみや肝斑をケアして肌をトーンアップさせたり、薄いシミができてしまったら光治療の「ライムライト」で消すこともおすすめ。ダウンタイムが不要なので、働いている人もトライしやすい施術です。

顔全体のたるみに悩む40代

40代はシミやしわに加え、誰しもたるみに悩まされるもの。本格的に美容医療に頼るべき年代です。超音波式の「ハイフ」で肌を引き上げる治療がおすすめ。溜まった脂肪がたるみの原因なら、「トゥルースカルプ」で痩せさせることも。さらに釣り上げる「糸リフト」も。中でもハイフは目元ギリギリまで治療できるのが特徴なので、目元のたるみが気になる人に最適。たるみ治療の導入としてはとてもおすすめの施術です。数か月に一度のケアを心がけて、少しずつリフトアップしていくことを心がけましょう。

あらゆる悩みが蓄積された50代

今までシミ、しわ、たるみに対してのメンテナンスをしているかどうかでかなり変わりますが、何もメンテナンスしてこなかったらなら全部が気になるはず。医師側としても、おすすめしたい治療がたくさん‥‥‥という状態に。50代になるまで貯金して、いざという時にお金を使えるように準備をしておくのも手ですが、できれば30代、40代から少しずつ、その時々での悩みを解決しながらゆっくり歳をとっていくのが理想です。


教えてもらったのは
アヴェニュー六本木クリニック 医師 関山琢也先生

鹿児島大学医学部卒。杏林大学病院形成外科医局へ入局。東京西徳洲会病院、杏林大学病院、国立がん研究センター中央病院にて研鑽を積む。患者に寄り添ったやさしく丁寧なカウンセリングに定評あり。


いかがでしたか? 美容医療は決して強制されてするものではありません。間が空いてもいいので、その時に必要な治療を少しずつ、予算の範囲で無理なく続けていくのがコツ。今は施術の種類も豊富で美容医療にトライしやすい時代。悩みや予算、ライフスタイルに合わせて適切な治療ができるよう、まずは信頼できる専門医に相談してみることから始めましょう。

取材・文/森本奈穂子

- 関連記事 -

    マガジン
    Mart2024春号
    2024年3月28日発売
    ¥980
    マガジン
    Mart2024春号
    2024年3月28日発売
    ¥980