季節の変わり目も手伝って、なんだか体の調子が悪い…という悩みを抱えている人が多いようです。そこで、女性の悩みに多い、頭痛や冷えなどの不調をアロマやハーブを使って簡単に乗り切る方法を紹介しましょう。自宅でできるセルフケアで、心も体もリフレッシュしてみませんか?
教えてくれるのはアロマ・ハーブのスペシャリスト
佐々木 薫先生
ハーブやアロマの魅力を伝える「生活の木Herbal Life College」 主任講師。
頭痛はペパーミントとラベンダーオイルでリフレッシュ
急な頭痛には、ペパーミントがおすすめ! ホホバオイルなどの植物油小さじ1に対してペパーミントオイル1滴を混ぜたものをこめかみに。ごく少量を手に取って軽くすり込む程度でOK。
「スーッとする香りをかぐだけで頭がすっきりして、元気になる感じ」(Mart読者・久米いづみさん)
※目に入らないよう注意しましょう。
ラベンダーホットタオル
締めつけられるような頭痛には、鎮静作用のあるラベンダーがおすすめ。お湯を入れた洗面器にラベンダーオイル1~3滴たらし、そのお湯をしみこませたタオルで首回りを温めて。
冷え対策にはアロマオイルでフットバスやマッサージ
ローズマリーオイルでフットバス! 洗面器などに熱めのお湯を入れ、少し熱くなる程度に調節。ローズマリーオイルを3滴たらして混ぜ、足を入れます。
「ずっと入れていたくなるほど気持ちいい! 足をつけるだけで全身の血行が良くなった気がします」(久米さん)
ジンジャーオイルでマッサージ
冷えにはボディオイルを使ったマッサージが効果的。つけただけでカーっと熱くなるジンジャー入りのオイルを使うと、より体が温まるのでおすすめです。
「マッサージしたところがぽかぽかと温かくなるので、肩こりにもよさそう」(久米さん)
疲れにはグレープフルーツの香り
元気が出るグレープフルーツの香りを部屋に漂わせて、芳香浴をしましょう。エッセンシャルオイルを足すだけで香りが楽しめるアロマストーンがお手軽です。
※アロマテラピーの注意点
・アロマやハーブは薬ではなく、症状を軽くする対処法のため、不調が軽減されず長く続く場合は、医師の診断を受けてください。
・精油は原液を直接肌につけないようにしましょう。
・通院中や妊娠中、体調に不安がある場合などは、使う前に必ず医師と相談してください。
アロマオイルを使ったケアは、どれも手軽に取り入れられるので、不調なときに試してみると気持ちもリフレッシュしますよ。
撮影/山下忠之 小林愛香 構成/橋本嘉美(HEAVEN)
※Mart2018年11月号 なんだか最近疲れやすい「カラダの不調」はこれで乗り切る!より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。