骨盤は、毎日の生活習慣やクセでゆがんでしまうことがあります。そのことで、血行不良を引き起こし、女性に多い冷え性につながってしまうこともあります。暑い季節でも、冷房や冷たいもののとりすぎでカラダが冷やすいので、対策が必要です!
そこで今回は、骨盤のゆがみを正して冷え性を和らげる2ポーズをご紹介します!
骨盤のゆがみを軽減し血流のいいカラダに!「壁を使った椅子のポーズ」
体幹や骨盤まわりの筋肉を強化し、骨盤のゆがみを軽減することで血流や代謝がよいカラダを目指します。カラダが活動的になり、エネルギー消費量もアップ!
【1】壁を背にして壁から一足分離れ、両足を腰幅に開いて立つ。
【前から見ると】このような状態に。
【2】息を吸いながら、両腕を前から天井方向に上げる。
【3】息を吐きながら両膝を曲げて、脚の付け根を後ろに引いてお尻を壁に当てる。お尻と腕を引き合いながら、5呼吸キープする。
【POINT】
- 【3】ではおへそを背骨に引き寄せ、お尻で軽く壁を押すようにする。
- お尻が床を向いて腰が丸まる場合は、さらに脚のつけ根を後ろに引き込んで腰を伸ばす。
- お尻と腕を引き合い、体幹部を安定させるカラダの使い方がつかめたら、壁を使わずに行う。
骨盤まわりを中心にカラダを温め、足先の冷えを解消!「四の字の椅子のポーズ」
脚のつけ根の筋力を強化しながらお尻の外側の筋肉を伸ばすことで骨盤のゆがみを調整し、下半身の冷えを解消するポーズです。骨盤まわりを中心にカラダを温め、夏場でも起こりがちな足先の冷えを和らげてくれます。
【1】脚を揃えて立ち、両手を腰に当てる。
【2】両膝を軽く曲げてから右足首を左の前腿に当て、右膝を外に開く。
【3】息を吸って、吐きながらさらに左膝を曲げ、脚のつけ根を後ろに引く。
【4】胸の前で合掌をして、3呼吸キープする。足を入れ替えて反対側も同様に行う。
【POINT】
- 【4】では、お尻と頭で引き合い、上半身は斜め前に倒したまま背筋を伸ばす。
- 腰が反り過ぎたり丸まり過ぎたりしないよう、脚のつけ根を後ろに引き込み、おへそを背骨に引き寄せ腰を伸ばす。
- バランスが保ちづらい場合は、【4】のポーズをとらずに【3】の手を腰に当てた状態のまま3呼吸キープする。または、椅子のポーズと同様に壁を使用するとよい。
2ポーズ続けて見られる動画はこちら!
5分でできるので、忙しい日でも続けられるのがいいですね!1回の時間が短くても毎日続けていくことが効果的。ぜひ毎日のルーティンとして、5分ヨガを生活の一部に取り入れてみてください!
トップス・ボトムス:SUKALA(
教えてくれたのは
LAVA トップインストラクター
小森 悠(こもり はるか)さん
バレエやダンス・陸上等の経験を活かし、関東を中心に活躍。その丁寧な指導は、“カラダを変えるレッスン”と評され、ファンも多数。2016 年に初代トップインストラクターに就任。妊娠、出産を経て復職後、2022年にママとして再びトップインストラクターに。現在は、ヨガと手技を組み合わせた「セルフタイ古式」など、各地でレッスンを開催するほか、オンラインヨガサービスUCHIYOGA+も担当。
Instagram⇒@haruka.komori_yoga
ホットヨガスタジオLAVA https://yoga-lava.com/
撮影/公文一成(光文社写真室)