生活習慣やクセなどで骨盤がゆがんでしまうことがあります。骨盤のゆがみは姿勢がきれいに見えないだけでなく、血行不良などを招いてさまざまな体調不良の引き金になる場合も。
そこで今回は、骨盤のゆがみを正して生理痛を緩和する2ポーズをご紹介します！
骨盤内の血流を促進する「ゆりかごのポーズ」
股関節を動かして骨盤内の血流を促進することによって、生理痛を緩和するポーズです。さらに、日常動作ではあまりすることがない、股関節を横に動かす動作を行い、骨盤のゆがみを改善していきます。
【1】長座になる。
【2】右膝を外に倒し、足首を胸に近づける。
【3】両手で抱えるように、膝下を持つ。
【腕で脚を抱えづらいときは】右手でふくらはぎ、左手で足首を下から支える。
【4】腕で脚を抱えたまま、30 秒程度左右に揺らす。反対側も同様に行う。
【OKの姿勢】骨盤を立て、背筋を真上に伸ばすイメージで。
【NGの姿勢】骨盤が後ろに傾き、背中が丸まらないように注意。
【POINT】
- 肩の力を抜き、深く呼吸をしながら行う。
股関節の柔軟性を高めて骨盤のゆがみを調整！「ダブルピジョンのポーズ」
カラダを動かすことをためらいやすい、生理時期でもとりやすく、股関節の柔軟性をアップするポーズ。骨盤のゆがみを調整することで、生理痛が起きにくいカラダに整えます。仙腸関節（骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節）をゆるませて、骨盤内の血行を促進させることにより生理痛を緩和します。
【1】胡坐の姿勢になる。
【2】右脚を前に出して、すねを床に近づけてできるだけ真横になるように脚を置く。
【3】左足首を右膝の上に置く。
【4】左膝を下げ、右足首に近づける。息を吸いながら、両手で床を押して骨盤を立てる。
【5】息を吐きながら、上半身を前に倒す。 5呼吸程度キープする。脚を組み替えて、反対側も同様に行う。
【POINT】
- 膝や足首に痛みやつっぱりなどの違和感がある場合は無理をしない。
- 【3】で上の脚を下の脚に重ねづらい場合は、足首だけを乗せ、膝を真下に押し下げながら5呼吸程キープし、【4】【5】は行わなくてOK。
2ポーズ続けて見られる動画はこちら！
5分でできるので、忙しい日でも続けられるのがいいですね！1回の時間が短くても毎日続けていくことが効果的。ぜひ毎日のルーティンとして、5分ヨガを生活の一部に取り入れてみてください！
トップス・ボトムス：SUKALA（
教えてくれたのは
LAVA トップインストラクター
小森 悠（こもり はるか）さん
バレエやダンス・陸上等の経験を活かし、関東を中心に活躍。その丁寧な指導は、“カラダを変えるレッスン”と評され、ファンも多数。2016 年に初代トップインストラクターに就任。妊娠、出産を経て復職後、2022年にママとして再びトップインストラクターに。現在は、ヨガと手技を組み合わせた「セルフタイ古式」など、各地でレッスンを開催するほか、オンラインヨガサービスUCHIYOGA＋も担当。
Instagram⇒@haruka.komori_yoga
ホットヨガスタジオLAVA https://yoga-lava.com/
撮影／公文一成（光文社写真室）
